先日猪子寿之さんの
インタビュー番組を見て
武雄温泉にある
「チームラボかみさまがすまう森」という
アート展を
観に行きました
時に
影響を受ける時って
伏線があって
それは
先日
読み聞かせに
行った時のことなのだけれど
その時読んだ本は
科学絵本で
本を見せた瞬間に
「それ知ってる〜」
って言う子が何人かいて
「じゃ、試したことある?」って
聞いたら
試したことのある子は
一人もいなかった
その時に
本で知ったつもりになっていても
もしかしたら
それは真実じゃないかもしれないよ
と
ふと思った。
本の中で
その世界を
楽しむことは
もちろんいいけれど
体験することが
可能ならば
自分で
実際できるのならば
やってみたほうがいい
と
この時に思った。
その数日後に
猪子さんの
インタビューを聞いた
人間はみんなが思ってるよりも、もっと体で世界を認識してると思っているんですね。でも、普通に都市でいると、何か頭だけで理解したつもりになってしまう。頭だけで知って、例えば、テレビを見て、スマホを見て、それで知ったつもりになるけれども、本当はもっと人間は体で世界を認識していて、体験を通して世界を認識していると思うんですね。
NHK「インタビューここから アート集団代表 猪子寿之」より引用
インタビューの話は
他者を邪魔に思ってしまうようなことが
日常にはあるけれど
他者の存在を肯定できるような
作品の話だったり
生きていること自体が
幸福だという話だったり
私の中に
思うところに通じる
ところがあったから
そんな想いで
作られた作品を観てみたいと
思ったのです
隣接するホテルに宿泊したのだけれど
ロビーが
作品だった
呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク、山の紅葉
一見古典的なランプがランダムに配置されたこの作品は、
鑑賞者と他者の関係性に影響を受けながら、
連続していく光の作品であり、
連続性の美、
つまり、連続していること
そのものの美しさを表現した作品である。
灯りが人に連動しているから
この色がいい!この色で写真撮りたい!と思っても
その色はその瞬間だけだったりした
人工的だけど自然でもある
だが
私には
ロビーエントランスが
作品であることが故の
暗い空間が
あまり居心地良いものではなくて
たまに
開く自動ドアの向こうの世界の緑が
とても美しく思えた
庭園が
作品になっているところは
また次回に書くけれど
作品を通して
私が
感じたことは
闇が怖い
だった
(つづく)