今日は
小学校の
読み聞かせに行きました。
 
 
2年生2クラスで
読んだ本は
 
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「まほうのコップ」
藤田千枝 原案
川島敏生 写真
長谷川摂子 文
福音館書店 2012.9
 
 
「かいじゅうたちのいるところ」
モーリス・センダック さく
じんぐうてるお やく
冨山房 1963.4
 
 
どちらのクラスでも
2冊とも
 
「知ってる〜」
「読んだことある〜」
「その本持ってる〜」
 
なんて声が上がりましたが
 
本が始まると
知ってるから聞かない
とかないのです。
 
知ってる上で
楽しんでくれたらいいなと思ったりします。
 
 
 
2冊とも
子どもたちに届けたい本です
 
 
 
 
 
 
「かいじゅうたちのいるところ」は
私が生まれる前から
ある本
 
世界中で愛されている名作です。
 
 
イタズラのおしおきに、夕食抜きで自室に閉じ込められたマックス。
しかし部屋にはみるみるうち不思議な森や海が広がり、
航海のすえマックスはかいじゅうたちのいるところにつく
かいじゅうたちの王様となったマックスは
彼らと楽しいひとときを過ごすが…
 
 
私がこの本と出会ったのは
幼稚園か小学校低学年の頃
 
 
図書館で見た時に
かいじゅうが気持ち悪くて
この本嫌い
って思い、すぐに本棚に戻した記憶があります。
 
 
以前司書さんが
私の子供の頃と同じく
かいじゅうが苦手っていう子供たちもいます
 
とお話しくださいました。
 
 
今見ると
可愛らしく見えるのですが。
 
 
その時の感じ方なのでしょう
 
 
今は「かいじゅうたちのいるところ」の世界が好きです。
 
 
 
この本を読むと
子どもたちがこの本の世界に
入っていることを
ひしひしと感じることが多いのですが
 
 
 
 
 
今日の2クラスのうち1クラスでは
今まで感じたことのない空気?
(空気って言葉もなんか違う気もする)
感じました。
 
 
 
 
物語終盤に
マックスが
イタズラを叱った
マックスの大好きな
誰かさんのことを
思い出してかいじゅうたちのいるところを
去っていくシーンのあとくらいから
 
 
最後まで読んで
 
最後のページをめくり
 
裏表紙を見せて
 
裏表表紙がつながっている絵だったので
 
ひろげてみせて
 
表表紙みせて
 
「これで終わります」って言うまで
 
 
 
とてつもない静寂に包まれた
 
 
 
言うよりも
 
 
途轍もない静寂が
教室に
深く広がってる感覚があって
 
 
 
体が震えました。
 
 
 
例えるならば
経験したことないけど
深い海の中みたいな感じで
 
 
 
いつもの本の世界に入っている感じとは別物で
 
 
今まで読み聞かせしていて
体験したことのないような感覚
 
 
なんだったのだろう?
 
 
あの感じって感じ
 
 
 
 
感覚的なことだから
伝わりにくいと思いますが
 
 
 
結論は
この本やっぱりなんかすごいと思う!!
 
 
 
 
 
「かいじゅうたちのいるところ」について
解説も色々あります
 
 
それもわかりますが
 
 
言葉にできないくらいの
何かを
読んでて私が感じたと言うより
 
 
子どもたちが感じた
何かが私に伝わった
 
 
 
 
なんかスピみたいなこと
書いてるけど
 
 
 
結論は
この本なにかすごいのです!!
 
 
一度手にとって声を出して読んで欲しいです♪
 
 
 
一言付け加えるならば
 
 
読むときは
大人の気持ちのままで
読むのではなく
 
子供の気持ちを
思い出して
読んで欲しいな
 
って思います