こんにちは。

 

今日は月に1回ある3年生の読み聞かせでした。

 

授業が始まる前の

時間に

読み聞かせがあります。

 

寒くなると

声が出にくい日があるのですが

今日は声もいい感じ。

 

 

今日読んだのは

『ゆうかんなアイリーン』

 

 

 

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『ゆうかんなアイリーン』

ウイリアム・スタイグ 作

おがわえつこ 訳

らんか社

 

 

主人公の女の子アイリーンは

風邪気味のお母さんの代わりに

お屋敷の奥様が

今夜のパーティーで着るドレスを

届けに行きます。

 

雪や風に行く手を阻まれながらも

進んでいきますが…。

 

 

 

 

 

風邪をひいたお母さんに

アイリーンがやさしく

お世話するシーンが

ほんわかとして好きです。

 

 

レモンとハチミツのお茶を作ったり

風邪薬を飲ませたり…。

 

 

きっとお母さんが

いつもアイリーンにしてくれているから

こうやってアイリーンもするんだろうな、

なんて微笑ましく思います。

 

 

 

 

そしてアイリーンが出かける前のシーンの

 

 

おかあさんのおでこに7かいキスして

アイリーンはしゅっぱつです

 

 

この2行もなんか好き。

 

 

温かいのです。

 

 

 

 

 

ひどい吹雪の中…

 

これも「ひどい吹雪です」

なんて書いてないけれど、

 

雪風がひどいのが読み手にもわかるように書かれていますし、

 

 

 

時間の経過も自然とわかる書かれ方をしていて、

 

スタイグ、さすがだなと感じます。

 

 

 

 

アイリーンは勇敢に前に進んでいきます。

 

 

ウイリアム・スタイグの本の中で

 

家族が関わるおはなしで私が思い出すのは

 

この

『ゆうかんなアイリーン』と

 

 

 

『ロバのシルベスターとまほうの小石』です。

 

 

 


 

そしてこの2冊は

 

娘が小学生の頃、読み聞かせながら

私が泣いてしまったことがあります。

 

 

子どもが無事に戻ってくることが

どれほど幸せで

どれだけ尊く有難いことか。

 

 

 

絵本を読みながら

「あ〜よかった」

 

と思うのは

子どもだけでなく

大人もなのです。

 

 

 

 

大人の心も動かす

愛あるおはなし、

作者スタイグの愛が伝わってきます。

 

 

 

 

愛溢れるおはなし

是非一度手にとってほしい一冊です。