こんにちは。

 

 

今日から少しずつ日が短くなっていくのですね。

 

 

 

10月12日火曜日に

 

相生市ファミリーサポートセンターの

講座で

 

読み聞かせについてのお話を

させていただくことになり、

ただいま準備中です。

 

 

読み聞かせの

リクエストがあったので

(リクエストがあったのが嬉しい。

けれど、リクエストがあってもなくても

するつもりですけどね)

 

 

お話しする合間合間に

読み聞かせもします。

 

 

 

 

なんの本を読もうかな〜って

考えるのも楽しいのですが、

 

 

考えていると

私が読んでもらって楽しかった本というのが

たくさん思い浮かびます。

 

 

 

 

 

読み聞かせ活動を始めたのは

15年ほど前です。

 

届けるならば

子どもに届ける覚悟を持って

届けたいと思っていたので、

 

 

図書館などで開催される

絵本講座に参加しています。

 

 

 

私が読み聞かせを始めて

まもなくの頃に参加した講座で

(だから15年ほど前の話)

 

 

 

参加者全員が

みんなの前で

読み聞かせをする実践が

あったのですが、

 

 

 

この本を読まれた方がいました。

 

image

『おさるとぼうしうり』

エズフィール・スロボドキーナ さく・え

まつおかきょうこ やく

福音館書店

 

 

 

 

お昼寝中にさるたちに帽子を盗られてしまう帽子売り。

返してもらおうとしますが、さるたちは知らぬ顔。

さてさて帽子は返してもらえたのでしょうか?…

 

 

 

この本を手に取ると

その講座で読み聞かせしてくださった方、

 

その時の読んでくれた声、

 

トーン、

 

ストーリーの楽しさ、

 

面白さ、

 

テンポなどが

 

蘇ってきます。

 

 

読んでもらうのを聞くのって

こんなに楽しいんだ!!

 

 

こんな楽しい本があるんだ!

 

 

これ、今度学校で読もう!

 

 

と思ってそれ以来、

 

 

子どもたちに届ける本の中の1冊となっています。

 

 

 

初版は1940年。

日本で出版されたのは1970年です。

 

 

 

本がやや小さいので

教室で各自の机に座った読み聞かせには

不向きなので

残念ながらコロナ禍の今は

読み聞かせに使えません。

 

 

残念。

 

 

 

 

学年の様子や年齢にあった本を選ぶよう

心がけていますが

 

 

その年齢だから届けたい

と思う本も多々あるのですが

 

 

今は届ける時間や環境が

コロナ前とは変わってしまっています。

 

 

 

正直届けにくい。

 

 

 

そんな中

その時を逃さないで

本との橋渡しをどうしたらいいのか

本当に悩ましいところです。

 

 

本って

ただ渡すだけでは

楽しさが伝わらないから。

 

 

字が読めるのと

本が読めるのは違うからね。

 

 

字を読むことに集中してしまって

ストーリーや絵の美しさが

入ってこないと

本は面白くないから。

(これは子どもが教えてくれた)

 

 

 

まずは

誰かに読み聞かせしてもらうことで

その本の楽しさに気がつくことが

多々あると思う。

 

 

 

この『おさるとぼうしうり』のように。