日々の暮らしを楽しみませんか?

兵庫県相生市のライフオーガナイザー

大西典子です。

 

 

財布を落とした話の続きです。

落とした財布を

取りに

新大阪駅の忘れ物センターに行きました。

 

 

係員の方に

財布の色、形、種類、

中身などを

伝えて、

 

私の財布を受け取りました。

 

 

そこで、

 

拾い主の連絡先を告げられ、

 

そして、

 

「拾得者様は権利を保持されていますので

後日連絡なさってお礼をしてください」

 

 

と言われました。

 

 

連絡先には

隣町の男性の連絡先が書いてありました。

 

 

さっきまで

日本って親切だな〜

ありがとう〜!!なんて、思っていた私ですが、

 

 

相手がお礼の権利を保持していると聞いて、

 

 

「え、そうなの?」

 

 

と思い、

 

私は過去に拾得物を警察に届けたことが

あるけど、権利放棄したので、

 

 

「権利放棄しないの?」

「権利って放棄するもんじゃないの?」

 

 

と、いう思いが出てきました。

 

 

そこから

 

また色々考えるわけです。

 

 

「権利放棄しないっていうことは

お金にがめつい人なのか?」

 

 

とか

 

 

「連絡してその後も

連絡があったらどうしよう」

 

 

とか

 

 

「(拾ってもらった額の何割か忘れたけど)

お礼が少ないって言われたらどうしよう」

 

とか

 

色々悪いことばっかり考えるのです。

 

 

 

今まで財布を落としたこともないし

 

 

拾ってもらったお礼を渡したこともないし

 

 

面識のない人と会うという

 

 

経験も多分人生の中でないので

 

 

事を悪い報告に考えてしまう。

 

 

私の中では

 

拾ってくれた善人はいつの間にか

 

悪人に変わっていたのです。

 

 

 

 

 

 

頭の中で

 

 

考えていても

 

 

ぐちゃぐちゃなので

 

 

ノートに書きなぶりました。

 

 

 

そこで

 

 

出てきた私の想いは

 

 

「知らない人に会うのが怖い」

 

 

だったのです。

 

 

そして「どうしたい?」

 

と自分に問うて

 

 

「一人でなく、

 

誰かについてきてもらって

 

お礼を渡す」

 

ことにしました。

 

 

 

私の中で勝手に膨らんだ

 

悪い人のイメージが

 

いい人に戻ったのは

 

 

友人の子に財布を落とした話をした時。

 

 

 

友人の子:「財布戻ってきても

中身何か取られたりしとったんじゃない?」

 

 

私:「ううん、全部入って戻ってきた」

 

 

友人の子:「え〜〜すげえ、いい人じゃん!」

 

 

その子の「すげえ、いい人じゃん!」で、

 

 

私は

 

「拾ってくれて、届けてくれた人。」

 

 

 

事実はそれだけだと思い出しました。

 

 

拾ってくれた方は困っている誰かさんのために

善意で行動してくれたのに。

 

 

お礼をもらうことは正当な権利なのに。

 

 

あ〜〜どんだけ私は悪人イメージを

 

 

勝手に作り上げたのだろう!!!

 

 

そして、それで自分を

 

悩ませてんだろう!!

 

 

 

自分の思考に驚愕、

そんなことしてる自分に嫌になり、

笑ってしまいました。

 

 

自分で悩んで楽しんでたのです。

 

 

書き落とすことで事実と感情を分けて考えて、

自分の本当の気持ちにも気がつくことができた。

 

 

頭の中で考えるよりも

 

ただただ頭にある言葉を

 

書き落とすだけでも

 

頭の中を整理できる。

 

ノートに書く事をお勧めします。

 

 

 

さて、お相手の方に連絡を取り、

 

 

お礼は数日後、

 

 

待ち合わせをして、

 

 

友人についてきてもらい、

 

 

お渡ししました。

 

 

その時間数分。

 

 

こんな人ではなく

 

 

親切な方でした。