こんにちは。

日々の暮らしを楽しみませんか?

兵庫県相生市のライフオーガナイザー大西典子です。

 

 

先日、毎月第2金曜日に開催される姫路おはなしの会のティータイムに参加しました。

毎月テーマを決めて絵本の読み聞かせやストーリテリング、本の紹介がある会です。

 

 

10月のテーマはイギリス。

イギリスは児童文学の宝庫です。

物語の舞台になった場所もたくさんあり、イギリスは行ってみたい国の一つです♪

 

 

この日、紹介された本の中の1冊にアリスン・アトリーの本がありました。

 

 

『西風のくれた鍵』。

とても素敵な物語でいっぱいの短編集です。a

 

 

 

 

一つ目のおはなしを紹介してもらったのですが、

妖精、ピクシーのスカーフを拾った少年の話。

 

 

ピクシーのスカーフを持っていると

植物や動物の言葉が聞こえたり、土の中が見えたりする。

不思議なスカーフを巡って少年とピクシーがやりとりをして…。

 

 

作者のアリスン・アトリーは農場で育ちました。

田舎の自然を深く愛し、故郷の思い出を作品に生かした作家です。

 

 

アトリーが子ども時代に五感を使って様々なものを感じ、受け取たもの、

それが彼女の作品に反映されています。

 

 

妖精は本当にいるのでは?

 

 

彼女の作品を読むとそんな気持ちを抱いてしまいます。

きっといると思う、そこまで思ってしまうほど。

 

 

彼女の不思議な世界にはリアルさをも感じられるのです。

 

 

便利な現代、さほど五感を使わなくても生きていられる今だけど、

もしかしたら五感が研ぎ澄まされれば、

私にも動物や植物の声が聞こえるのではないか?なんて、思ってしまったり。

 

 

何かを感じる力。それは誰もが持っているけれど、鈍っているに違いない。

 

 

でも、それを、思い出させてくれ、ふと周りの木や動物たちに目を留めてみようと思ってしまう、そんな彼女の不思議な、でも現実にありそうな物語が私は大好きです。

 

 

アトリーの作品の中で一番好きな作品は

「時の旅人」。大人が読んでも読み応えがある作品。

本好きの方には読んでもらいたいな♪

とても美しい話です。