こんにちは。
暮らしの一歩をお手伝いする
兵庫県相生市のライフオーガナイザー ®︎
大西典子です。
今朝、相生市は雪が積もっていました。
あまり人が歩いていない雪の上に足跡をつけるときってワクワクしません?
私はあまり雪の降らない地域で暮らしてきたので雪が積もると50になった今でもワクワクします。
そして、雪が降ったことで思い出すのはエズラ・ジャック・キーツの絵本、『ゆきのひ』。
ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本)
1,296円
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雪の降ったある日、ピーターという男の子が雪で遊んだ1日が、貼り絵も取り入れ、美しく描かれています。
作者のキーツは親日家でもあり、貼り絵には和紙も使われています。
心の動きは誰しもが雪が降った時に経験したものでしょう。
この本は今から50年前に作られたもの。
50年経っても色褪せていないのは、絵や言葉が美しく、ストーリーも普遍的であるから。
この本は50年経った今でも全世界で愛されている作品です。
(ちなみに『ゆきのひ』は、優れた絵本に送られるコールデコット賞を受賞しています)
読み聞かせを学ぶ上で聞く言葉の中に、
「ベストセラーよりもロングセラー」
という言葉があります。
いつの時代の子どもたちに寄り添い、幸せにしてくれる本。
長く愛される絵本は良書です。芸術です。
長く愛される本には理由があります。
今売れているから、
今ブームだから、
書店に平置きにされていたから、
そんな本に手が伸びやすいとは思います。
けれど、流行りはすたります。一時的なもの。
楽しむならそれでも構いませんが、
楽しむだけではなく、子どもたちに生きる力を与える本を、ロングセラーを子どもたちの周りにいる大人たちに届けてもらえることを切に願います。