調理するときの調味料、
「適当に入れる」
って感覚、誰にでもできるわけではないのですね。
こんにちは。
大西典子です。
私は子供の頃、料理本の写真を見るのがとても好きで、
食べたいと思ったものは自分で作ったりしていました。
料理を作ることもさほど嫌いではなく
(どちらかといえば片づけの方が嫌い)
母の手伝いをしながら料理は覚えました。
娘は私の子ども時代ほどご飯作りに関わってはいませんでしたが、
時に一緒に作っていました。
小学校の時だったかな、
お菓子を作っていた時のこと、
生クリーム125mlを計ってと娘に200mlの計量カップを渡したら
娘:「どうやって測るん?」。
(え〜〜!!測れないんですかあ??!!!)
娘:「だって、100ml と150ml の間に目盛りないじゃん」
私:「100mlと150mlの真ん中くらいに入れたらいいじゃん。」
そうしたら私にとって驚きの発言!!
娘:「この計量カップ、上にいくほど広がっているから、100mlと150mlの真ん中は125mlじゃないじゃん!!」
この計量カップです。30年選手。
た、たしかに…その通りでございます。
「だいたいこれくらい」って感覚の私は
この計量カップが上に向かって口が広いから真ん中が125mlじゃないなんて考えたことありませんでした!!
そんな風に理論的に物事を見ることができるんだ!!
と、驚いた記憶があります。
そう、当時の彼女にはだいたいこれくらいって感覚がなかったし、
経験もなかったのですね。
彼女が125mlを計るのには正確に計る道具が必要だったのです。
私は「だいたい」でOK。
彼女は「きっちり」がOK。
彼女と私は物事の見方が違うんだな〜〜と感じた1コマでした。
それからは彼女と料理するときは
使う量、入れる量は数値で伝えるように努めました。
「(醤油とか)しゃ〜っと適当に入れる」ではなく、
「小さじ2の醤油をフライパンの縁に回しかける」みたいに。
まず伝わりやすい方法で伝えていくと
理解してくれ実践でき、
そうして経験し、理解できたからこそ、
徐々に彼女も
「しゃ〜っと適当に入れる」
ができるようになりました。
違いを理解し、分かる方法で伝えると
伝わるのですね。
片づけでもそれは当てはまることなのです。
こうやって片づけるのがどうしてできないの?
当たり前のことが何でできないの?
そう思ってしまうことってありますよね。
でも、どうぞ、当たり前にとらわれず
自分にあった方法ってなんだろう?
家族にあった方法ってなんだろう?
ってもう一度考え、観察し、聞いてみる。
それが問題解決の糸口になりますよ。
私は私。
家族は家族。
一緒に住んでいても違う個々なのですから。
できないにはヒントがあるから!
(この言葉を言ったのは太田エミちゃん。本当にそう!!って思います)