こんにちは。
 
兵庫県相生市のライフオーガナイザー
時々読み聞かせのおばちゃんの
大西典子です。
 
 
いつの時代でも
「読書離れが進んでいます」というフレーズが聞かれます。
 
私が学生の時、今から30年ほど前もそう言われていましたが、今も言われています。
 
「今の若いもんは〜」ってフレーズと同じなのかしら。
 
 
 
本は読まなくとも、スマホの普及で文字を見る機会は増えているかもしれません。
でも、LINEやSNS、ネットの情報はそんなに長い文章ではないです。
 
 
大人世代もそんなに長い文章に触れることがないのに
子どもに触れなさいというのも酷な話のような気もします。
「勉強だから」って一言で片づけられると
自分が子どもだったらなんか嫌な気がします。
 
 
 
子どもが本を読むというのは大変パワーのいる作業で、文字を追っかけるばかりで、話が頭の中で描かれない子もいます。
 
頭で話をうまく進められなければ、本は楽しくありませんし、読むことが苦行になったら本嫌いになります。
 
 
子どもと本との橋渡しになれればと読み聞かせボランティアをしていますが、
読み聞かせの時間は限られているので、紹介する本は絵本が多くなります。
 
でも、中学年以降は多少肉厚な児童文学も楽しんでほしいという気持ちもあります。
自ら手に取る子は少ないのが現状なので。
 
 
そういうわけで今日は少し肉厚な児童文学を3年生に読みました。
第1章だけ。
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最初は少々突っ込みを入れながら聞いてた子も

話が進むにつれ、口数が少なくなっていくし、周りの子も真剣な表情で聞いてくれていました。

 

 

第1章は話のいいところで終わるので、申し訳ないのが正直な気持ち。

でも、借りてくれた子(本は一冊しかないので一人しか借りられない)、

本の場所を遠目で確認しにくる子がいました。

 

 

世界中で楽しまれている文学に出会ってくれたらいいなと思い、
でも、きっかけがないと出会わないものも多々あるなと、自分を振り返ってそう感じます。
 
だからゴリ推しはせず、でも、なんとなくきっかけとなる活動ができたらと思っています。
 
 
 

さて、ホッツェンプロッツシリーズは他に2冊あります。

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我が家にもホッツェンプロッツは3冊ありますが、これらは主人が子ども時代に持っていた本を実家からもらってきたもの。
優れた本は次の世代にも読まれるので、資産だと私は思っています。
 
 
これらの本の作者はオトフリート・プロイスラー。
ドイツの児童文学者です。
 
 
私が好きなプロイスラーの作品はこれ!
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クラバート クラバート
 
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「千と千尋」のネタ元のひとつとして引き合いに出される小説。

 

初めて読んだ時は「千と千尋」云々なんて知らないで読んだけど、この本は大人が読んでも読み応えがある本だとすごく感じた本の一つです。

最後のシーンが好き。

 

 

本が好きな方、お勧めします。