こんにちは。
兵庫県相生市のライフオーガナイザー
オオニシノリコです。
久しぶりにこの本を読みました。
児童文学のバイブルの一つ
![]() | 幼い子の文学 (中公新書 (563)) 756円 Amazon |
私の大好きな日本の児童文学を担ってきた、
瀬田貞二先生の本(講座の話をおこして編集した本です)。
瀬田さんの作った本、翻訳した本が好き!
瀬田さんが翻訳した本は声に出して読んでも噛まない、
とにかく滑らかに心地よく声に出して読めるのです!
あ〜瀬田さんについて語りだしたら止まらない私!
この本の最初の章のタイトルは
「行きて帰りし物語」
子どもが喜ぶストーリーの構造は
「行って帰る」ストーリーだと仮説を
立ててらっしゃいます。
冒険に出かけてそして元の場所に戻ってくる。
それが心地よいストーリーなのではないかと。
これは典型的な「行きて帰りし物語」。
![]() | アンガスとあひる (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) 1,188円 Amazon |
知りたがりやアンガス(犬)が垣根の向こうの音の正体をつきとめるために
家から出て音の正体をを見つけるのですが…
ある出来事が起こった後、アンガスは安心できる元の場所に戻ってくるのです。
戻る場所があるから冒険にも出かけられる。
それは私たちの日常においてもいえる事で
自分の安心できる場所へ帰ることができるから出かけられるし、
時には冒険もできる。
安心できる場所は、
家族
そして自分の家。
お母さんやお父さんや家族が帰った時にぎゅっとしてくれる、
何かしら外でアクシデントが起きたとしても
帰る場所でホッとでき安心を充電できる、
それがあるからまた出かけていけるのです。
帰る場所があるだけで安心できるけれど、
それがより居心地がよければ
帰ってからもさらに安心できる場所になると思います。
そのためにまず
自分にとってそして家族にとって
心地のいい家とはどんな家なのか考え、
そして整えていく。
そうやって自分そして家族の家を
育てていくのではないのかなぁ。
読んでくださりありがとうございました。
よかったら応援くださいませ。