秋になったら子どもたちに語りたい
おはなしがあります。
語る…ストーリーテリングといって
物語、お話しを覚えて語ること。
素話、語りとも言われます。
夜寝る時に両親や祖父母に
布団の中でおはなしを聞かせてもらった
経験のある方もいるでしょう。
それと通じます。
さて、私が秋に語りたいおはなし、
それは
『なら梨とり』
(私の数少ないレパートリーの中の一つです)
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この本の中に『なら梨とり』のおはなしが入っています。
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絵本だったらこれかな。『なら梨とり』と多少おはなしは異なります。
おはなしのあらすじは
あるところにお母さんと三人の息子が
暮らしていて
ある日病気になったお母さんに
なら梨を食べさせようと子どもたちが
順々になら梨を取りに行くおはなし。
まず、一番上の太郎が出かけていくのですが、
道の途中で岩の上に座った婆様に会います。
婆様が
「三本の青笹が
『行げっちゃがさがさ』
『行ぐなっちゃがさがさ』と鳴っているがら
『行げっちゃがさがさ』となっている方さ行げ。」
と、教えるけれど、
太郎もそして次にやってきた次男坊の次郎も
岩の上の婆様に言われたことを聞かず、
青笹が『行ぐなっちゃがさがさ』と
鳴っている方へ入っていき、
なら梨を見つけるけれど
怪物に食べられてしまう。
けれども一番末っ子の三郎は
岩ノ上の婆様に教えられた通り
『行げっちゃがさがさ』と鳴っている方へ
入っていき、
なら梨を見つけ、
そして怪物をやっつけ、
兄さんたちを救い出し、
なら梨を持って兄弟三人でうちに帰っていく。
昔話には
生きるためのヒントがあります。
なら梨とりは
助言はきちんと聞きなさいという
ヒントも含まれていますが、
この話は兄弟三人が
自分の道を選び取っていく話でもあるのです。
人から言われようとも
道を選ぶのは自分。
もちろんアドバイスを受け取っても
受け取らなくとも
自分の道を選び取ったのです。
さて、
片付けと聞くと、
「捨てなきゃ。」
「収納用品買わなきゃ。」
と、考える人も多いでしょう。
しかし、
片付けは
「どんな暮らしにしたいのか」考え、
「自分でモノを選び取る」こと。
昔話と人生や片付けの共通点、
それは
『選び取る』こと
なのです。
あなた自身の道は
あなた自身が『選び取る』。
他人が決めることではないのです。
さて、
私が覚え直したいと思ってる
おはなしがあります。
(そう思って早2年。選び取られてない私(~_~;))
『ラプンツェル』
この話も
自分の生き方を選び取るおはなしです。
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この本に『ラプンツェル』が入っています。
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