9月7日に偶然にも料理研究家の土井善晴さんが
NHKの『視点・論点』に出演されているのを拝見しました。
土井善晴さんは以前より存じていましたが、
関西ローカルの毎週放映されていた料理番組に出演なさっている際、
ユーモアと温かいをもつ人柄、そして料理に私も娘も魅了され、
その番組は私と娘のお楽しみ番組となったのです。
その番組内で土井さんが「私の家でもよく作ります」と紹介された、
『白菜漬けの炒め物』は我が家の味の一つとなりました。
古漬けとなった白菜の漬け物はそのまま食すとすっぱいから敬遠してしまいがちだけど、
じっくり炒めることで美味しくなる!
手を加えることで美味しく頂ける驚きの一品です。
さて、今回の『視点・論点』で土井さんがおはなしされたのは
『家庭料理と旬』について。
そのおはなしの中で(以下一部分抜粋)
「家庭料理は、家族の健康を維持する家の食事です。
(中略)
私たちの家庭料理の 最善の道を 考えたいと思います。昔の人も今と同じように、きっと忙しかった。でもちゃんと料理していました。なぜできたのしょうか。
それは、忙しいときでも、作れるものを作っていたからです。何を作っていたかと言いますと、「ご飯」と「味噌汁」それに「漬け物」です。味噌汁を具だくさんにしてください。毎日三食 これで大丈夫です。
(中略)
とにかく無理しないこと。それが持続可能な家庭料理です。これはけして、手抜きではありません。家族に対して、手抜きしたなんて思うと嫌な気持になるでしょう。
簡単なことを、ていねいに作って、きれいに整えることです。そして、気持に余裕があれば、「銀杏がおちたよ」って香ばしく炒った焼き銀杏を、ご飯と味噌汁の前に、お酒をつけてだしてあげて下さい。時間がある時に、ゆっくり栗の皮を剝いて栗ごはんを炊きます。栗を剝いているのを子供たちに見せてあげて下さい。炊きあがった栗ごはんは一層美味しくなりますから。
「がんばっている家族を喜ばせてやろう」と思う気持でつくるお料理に、義務感はありません。
それは お料理を作る純粋な心です。そんなふうにお料理をできれば幸せですね。
(後略)」
無理をしなくてもいい、
ただただ
大切な家族に
頑張っている家族に
料理を作る・・・純粋な想いで料理を作る。
料理の味付けに愛情をプラスすることが
料理を美味しくさせるコツをいうけれど、
相手を想って料理するという簡単だけど忘れがちなこと。
相手を想って料理を作りたいな、そうできるように心がけたいと思ったのでした。
たまたまテレビをつけて観れたのだけれどすごくいいおはなしを聞けました。
生きていくって人やモノに想いを寄せることなんだな。
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