先日
男子浴衣の着付け教室で
『ステテコ』の話が出たので
調べてみると....
歴史は主に2つあるようです。
1つは花柳界の囃子言葉で
『 あぁ すててこ てんてこ てんとんとん 』
という歌があったそうです。
この歌詞を語源やいわれとした初代三遊亭圓遊が
明治13年頃に寄席で舞っていた
『 すててこ踊り 』
その踊りの最中に
着物の足下から見えていた 白い肌着のような物が
ステテコという言葉で呼ばれるようになったとか....
そして...もう1つ
着物を着た時の下着の丈が長く
見えてしまうことが多かった事から
裾から下の生地を捨ててしまえー...
......というわけで
ステテコと呼ばれるようになったとか。
はて....。
しかし そのどちらもが定かではないようです。
三遊亭圓遊が
自分の大きな鼻をつまんで
『 瓢箪ばかりが浮き物か 私もこのごろ浮いてきた。
さっき浮いた さっき浮いた すててこすててこ 』
と 向こう脛を叩きながら歩いた踊りを
『 すててこ踊り 』といったそうです。
ステテコという言葉は
日本で生まれた言葉であるようですが
昔人の生活の知恵やロマンに思いを馳せることが粋で
それが伝統や歴史であり
語源やいわれを追求することは無粋なのかもしれません。