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Coconfouato 佐藤ですニコニコ

 

天然のものは希少で高価なため、合成香料で代用することが多い動物性香料

中でも、最も探し出すのが難しく、反復採取できないアンバーグリスと、香料としては歴史が浅いカストリウムについてご紹介したいと思います

 

マッコウクジラは体長が約12~18mにもなる大型のくじらで、世界中の温暖な海に生息しています

その腸内に生じる結石が、希少な香料であるアンバーグリス(ambergris/竜涎香)の原料になります

結石の成因には謎が多く諸説ありますが、最も有力な説はタコやイカを丸呑みしたときに、硬いくちばしが消化されずに残る事でできるのではないかと言うものです

結石の大きさは直径約20cmほどで、香気成分のアンブレインが多く含まれるほど品質が高いとされ、色は灰白色が良質、次いで青や黄色が高品質、黒は最も品質が劣るとされます

 

結石をアルコールに浸してから攪拌し、数週間置いてから不溶解部を濾過し、1年以上熟成させたものが香料として用いられます

タバコ、糞臭、動物臭などに例えられる複雑な香りですが、他の香料にほんの少しブレンドするだけで香り全体に深みを与えるため、高級香水や媚薬に配合されます

また、その香りは300年間持続すると言われるほど深く、月日の経過とともに香りが甘くなります

 

アンバーグリスの歴史は古く、7世紀初めごろからアラビア人が香料として使用し、日本には室町時代に伝えられました

捕鯨が盛んな時代には高値で取引されましたが、乱獲により個体数が減り、1985年には商業捕鯨が禁止されました

それ以降は排泄されて海上に浮遊しているものや、浜に打ち上げられたものを拾い集めるしかなく、供給が不安定で希少となり、現在では合成香料で代用されることがほとんどです

 

 

カストリウム(castoreum/海狸香)はビーバーの雌雄の腺嚢から得られる分泌物を乾燥させて作る香料です

ビーバーには北アメリカ北部に生息するカナディアンビーバーとヨーロッパ北部に生息するシベリアンビーバーの2種類が存在し、毛皮の品質が良いのは前者、香気成分カストリンの含有量が多いの後者です

 

カナディアンストリームは長さ5~7cm、幅2.5~5cmで表面にシワのある洋梨形、シベリアンカストリウムは長さや幅は同じ位ですが、表面がなめらかで卵形です

分泌物はクリーム状の黄色い物質で、乾燥させると赤褐色の硬い樹脂状になり、ムカムカするような強烈な匂いを発します

この匂いはビーバーが食べる餌に大きく影響されると言われ、ポプラやマツ、モミの樹皮を食べるカナディアンカストリウムはマツ樹皮のような匂い、ブナの樹皮を食べるシベリアンカストリウムはブナを乾留してつくるタールのような匂いがします

主な用途は香粧品香料やバニラフレーバーなどです

 

ビーバーは毛皮目的で捕獲されたため、香料として使われるようになったのは19世紀後半ごろからです

それまでは一部の医薬品や、ビーバーを捕獲する罠に塗る誘引剤として使用される程度でした

乱獲で個体数が激減し、ワシントン条約で保護されていますが、現在は個体数が回復しています

香料としての使用量は多くないため資源的な問題は生じていませんが、代替品としての合成香料の開発が進んでいます

 

 

 

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