こんにちは
Coconfouato 佐藤です
日本でも高い人気を誇る「カレー」は、多種のスパイスをブレンドして作られます
インド発祥のこの料理に使用される魅力あふれるスパイスの長い歴史、アーユルヴェーダに基づいた注目すべき効果をご紹介したいと思います
カレーはインド発祥の料理ですが、もともと「カレー」と言う名称の料理が存在したわけではありませんでした
スパイスを使ったインド料理の起源は、約4500年前のインダス文明時代にまで遡ります
暑さが厳しいインドでは、食欲増進や抗菌作用のあるスパイスを、サラダ、スープ、デザートに至るまであらゆる料理に使います
そして、1858年から約90年にわたるイギリスの植民地時代に、スパイスをふんだんに取り入れた料理の1つをイギリス人が気に入り、「カレー」と呼び始めたものが世界に伝わって、各国で独自の進化を遂げてきました
カレーの語源は諸説あり、ヒンズー語の「カリ・アムドゥー(神に備える野菜ご飯)」や「ターカリー(香りの良いものを、おいしいもの)」、タミール語の「カリ(料理した食材、ご飯にかけられるタレ状のもの)」などから転じたと言う説が挙げられます
インドのカレーはその日の天候や食べる時間、食べる人の体調、他の料理とのバランス等によって、使うスパイスの種類の組み合わせや分量を調整してつくります
これには、インドで約5000年以上前に生まれた世界最古の伝統医学「アーユルヴェーダ(アーユル=生命・寿命、ヴェーダ=知恵・科学)」に基づいて、スパイスなどの自然の薬草を使って心身の健康を治療したり病気を予防したりしてきた歴史が関係しています
すなわち、インドにおいて食事とは、体に良いスパイスを取り入れて、健康な心と体を作るためのものであると考えられているのです
様々なスパイスをブレンドした料理が定着したのも、食事に対するこのような考えを反映したためでしょう
インドカレーに使われる代表的なスパイス1
カレーに使われる代表的な24種類をご紹介したいと思います
今日はまず9種類ご紹介します
好みや効能で組み合わせて、自分ならではのオリジナルブレンドを作ってみませんか
ここで紹介したもののうち、クミンはカレーのベースとなる基本のスパイスです
アニス
セリ科ミツバグサ属
利用部位は種子で、芳香と独特の甘みがあります
健胃、利尿、去痰、鎮咳などの作用があると言われています
オールスパイス
フトモモ科ピメンタ属
利用部位は果実で、シナモン、クローブ、ナツメグのような風味があります
滋養強壮、消化促進などの作用があると言われています
ガーリック
ユリ科ネギ属
利用部位は鱗茎で、刺激のある香りと辛みがあります
滋養強壮、疲労回復、抗菌、抗ウイルスなどの作用があるといわれます
カシア
クスノキ科クスノキ属
利用部位は樹皮、果実、葉で、濃厚な香りと甘さと渋みがあります
滋養強壮、下痢、吐き気止めの作用があると言われています
カスリメティ
マメ科フェヌグリーク属
利用部位は葉で、甘い香りと苦味があります
コレステロール減少、消化促進などの作用があるといわれます
カレーリーフ
ミカン科ゲッキツ属
利用部位は葉で、カレーと柑橘類を合わせたような香りがあります
消化促進、解熱、滋養強壮などの作用があるといわれます
カルダモン
ショウガ科ショウズク属
利用部位は果実、種子で、清涼感のある香りと苦味があります
口臭予防、消化促進、健胃などの作用があるといわれます
クミン
セリ科クミン属
利用部位は種子で、独特な強い香りと苦味、辛みがあります
消化促進、老化予防、免疫力改善の作用があるといわれます
クローブ
フトモモ科フトモモ属
利用部位を蕾で、甘く強い香りと、辛みがあります
鎮痛、老化・動脈硬化予防、消化促進などの作用があると言われます
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