こんにちは
Coconfouato 佐藤です
今日はキャリアオイル 「ピーチカーネルオイル」 のご紹介したいと思います
ピーチカーネルオイルの原料となるのは、日本でもお馴染みの果実、モモの仁(種子の中にある白い部分)です
モモは、紀元前4世紀にアレキサンダー大王が遠征先のペルシャ(現在のイラン)から持ち帰り、1世紀には「ペルシャのリンゴ」として古代ローマ人に広く親しまれていました
このことからヨーロッパでは長らくペルシャがモモの原産地だと信じられて行きましたが、1900年代初頭、アメリカの学者によって野生の原種が中国で発見されたことで、中国からシルクロードを経由して西アジアへ伝わったことが明らかになりました
モモの樹皮や葉には鎮静作用や利尿作用があるとされ、伝統的な民間療法でも長く用いられてきました
漢方では仁が女性の月経障害や更年期障害に用いられています
ピーチカーネルオイルはこの仁から、低温圧搾法によって抽出され、成分はスイートアーモンドオイルやアプリコットカーネルオイルとよく似ていますが、大量生産されていないため貴重なオイルです
やや粘性を感じるものの、肌にすっと馴染むさらりとした触感で使い勝手が良く、ベビーマッサージにも用いられるほど刺激が少ないため、ボディケア、フェイスマッサージ、スキンケアなどに幅広く利用することができます
高い保湿力を持つオレイン酸を中心にリノール酸やビタミンEなどが含まれており、乾燥しやすい肌、加齢が気になる肌、敏感肌のスキンケアへの活用がお勧めです
アロマクラフトでは単独で使用すると仕上がりが柔らかくなり過ぎるので、オリーブオイルやウィートジャムオイルなど粘性の高いオイルとブレンドすると良いでしょう
キャリアオイルデータ
原料
学名／Prunus persica
分類／バラ科
主な産地／アメリカ
オイル
主成分／オレイン酸62%、リノール酸29%、パルミチン酸5%、ビタミンEほか
触感／やや粘性あり
浸透性／高い
抽出方法／種子の仁を圧搾
香り／ほぼ無臭
色味／淡い黄色
主な用途／スキンケア、ヘアケア、マッサージ、リップケア
ピーチカーネルオイルと相性の良い精油
高い保湿力に加え、美肌に役立つビタミンEを含み、スキンケアなどに活躍してくれるピーチカーネルオイル
組み合わせる精油は、ハーブ系や柑橘系など爽やかな香りのものと相性が良く、気分のリフレッシュにも最適です
レモン
レモンの香りは、汗ばむ季節のボディケアに取り入れると不快な気分を吹き飛ばしてくれます
ピーチカーネルオイルとブレンドし、精製水で希釈してボディスプレーとして使用すると保湿もできます
※レモンには光毒性があるため、使用後は直射日光を避けましょう
サイプレス
森林浴気分を楽しめる爽やかな香りのサイプレスは、心身のリフレッシュにぴったりです
ピーチカーネルオイルとブレンドして運動後のボディマッサージや入浴に取り入れると、疲れを癒して心に活力を与えてくれます
ユーカリ
シャープなハーブの香りが特徴のユーカリ
鼻や喉の調子が悪い時に、ピーチカーネルオイルとブレンドした香油を耳の後ろや首筋等に塗ると、すーっとした香りが続いて辛い気分を楽にしてくれます
ローズマリー
若返りのハーブとしても知られるローズマリー
ピーチカーネルオイルとブレンドしてスキンケアオイルに用いるほか、ヘアケアにも活用できます
乾燥しやすい毛先等を中心に、トリートメントとして使いましょう
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