こんにちは
Coconfouato 佐藤です
今日は中医学独自の体の考え方をご紹介したいと思います
「気・血・津液」は今後ご紹介していく各食材の特徴に記載した「体質」を分類する、基礎要素になります
気・血・津液は、生きていくために欠かせない、三要素です
どれも主に食事から作られ、体中を巡ることで生命活動を支えます
過不足なく体をめぐることで健康が維持されますが、過剰になったり、流れが滞ったりすると、悪いものが体内に蓄積してしまい、不調の原因になります
この3つのバランスや状態を見れば、個人の体の特徴を知ることができ、後日ブログでご紹介する体質分類の基本要素になります
目には見えない生きるためのエネルギー源 気
気は、「両親から受け継いだ気」、「碑が飲食物を消化して生成した気」、「呼気で取り込んだ新鮮な気」の3つをもとに作り出され、体内をめぐることで五臓など様々な機能をサポートします
大きく分けて、以下の5つの働きを担います
1、推動作用
体の成長発育を促し、内臓の働きを活発にします
血と津液を体中にめぐらせる働きも担います
2、温煦作用
体温を維持し、内臓を温めることで働きを活発にします
そのため、気が不足すると体の冷えにつながります
3、防衛作用
外界から悪いもの(邪気)が体に侵入するのを防ぎ、体の表面を守ります
同様に、気が充実していれば、病気にかかっても比較的早く回復することができます
4、固摂作用
血や津液が、体内を正しく流れるように制御します
経血や汗など、体内物質の排出量を調節する役目もあります
5、気化作用
食べ物から気・血・津液を作り出したり、津液を汗や尿に変化させたりといった、体内の物質変化を司ります
体に栄養を与える血液 血
飲食物から取り込んだ栄養分から作られます
心の作用で全身に送られ、体全体に栄養と潤いを与えて生命活動を支えます
主に次の2つの働きを担います
1、栄養、滋潤作用
全身をめぐって栄養と潤いを与え、内臓を養い、美しい髪や肌を作り、目の渇きを防ぎます
2精神を安定させる
心を満たして精神活動を支えます
意識をはっきりとさせ、情緒を安定させます
リンパ液や汗、血以外の体の水分 津液
津液は、体に取り込んだ飲食物から脾が作り出すものです
脾・肺・腎の3つの働きによって全身へと送り出されます
肌や髪といった体表や、体内を潤し、水(すい)と呼ばれることもあります
主に以下の作用があります
滋潤作用
全身に潤いを与えます
血のように栄養分を含まず、体の中で不要になった老廃物を体外に排出します
気は「陽」、血と津液は「陰」に属します
共に全身を絶え間なく巡り、臓腑の働きを維持し、生命活動を支えています
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