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Coconfouato 佐藤ですニコニコ

 

凛と立つ姿や立ちのぼる煙にも趣が感じられる線香

持ち運びやすく、使いやすいという利便性があり、仏前に限らず日本人の生活全般になじみ、広く愛されてきました

 

 

線香は、直接火をつけて加熱するタイプのお香です

本来は、細長い糸という意味の「綫(すじ)」という文字を使って「綫香(せんこう)」と書かれたと言われています

形状は真っすぐな棒状の他に、渦巻き型もあります

中国では、空間の空気清浄に使う「衛生香」として、渦巻き型の線香が多くつくられています

 

線香の歴史については不明な部分が多いのですが、香木や練香などに比べると歴史は浅いと言われています

日本でも、いつ、どこに伝わったのが初めなのかは解明されていません

 

室町時代になると文献に線香についての記述がみられ、当時、線香が仏事供養用の高級贈答品として流通したことが分かっています

さらに、江戸時代には、空間の香りづけやにおい消しに使われたほか、線香一本が燃え尽きる時間を目安として時計のように活用され、読経や座禅、花街での遊びの際などに用いられました

 

 

日本で一般的に使われる「匂線香」の原料には、沈香や丁子、白檀、麝香などの香料と、燃焼を助けるための松脂、さらに形をまとめる糊として、椨(たぶ)という木の樹脂を乾かして粉砕した椨粉を用います

香りは、日本古来の伝統的な香料による落ち着いたものが主流ですが、近年ではバラやラベンダーなどの西洋風で華やかな香りの線香もつくられるようになりました

 

椨粉の代用として、安価な杉の葉の粉末を用いたものが「杉線香」です

杉のヤニによって煙を多く出すため、主に墓参りなど屋外で使われます

なお、中国を始めとする世界各国では竹ひごに原料を練りつけた竹芯香が主流で、竹芯を使わない日本の国産線香がつくられるようになったのは、18世紀前半(江戸時代中期)移行です

 

 

国産線香の製造が始まった18世紀前半は、煎茶が日本に普及して「煎茶道」が始まった時期でもあります

一般的な茶道では、茶席の空気を浄化するために香木や練香を焚くのに対して、煎茶道では火をつけた線香を香立に一本立てて、床の間に飾るのが一般的な作法です

床の間を飾る掛け軸や花、道具類と同様に、線香は煎茶道にとっては欠かせない重要な役割を持つ飾りの一つとなっています

 

 

線香づくりは、原料の粉砕から始まります

粒の大きさや形状の調整は原料によって異なり、メーカー独自の工夫が凝らされている部分でもあります

次に、粉砕した原料を調合します

原料の種類や量、投入の順番によって、線香の香りや品質、煙の量などの特徴が決まります

ここへ椨粉を加えて混合し、更に水と着色料を加えて練ります

練り具合は温度は湿度に応じて調整する為、熟練の技と勘が必要な、線香づくりで最も難しい工程です

 

練り上げたら円筒状の型で大まかに形成してから、そこに小さな穴がある押し出し機に入れます

麺のように押し出されたものを板で受け、竹べらで両端を切り落とします

ブツブツと切れてしまわない様、ここでも熟達の技が必要です

 

乾燥の工程では、線香が曲がらないよう細心の注意が払われます

最後に軽量して束ね、包装して完成です

 

こうして作られる線香は、持ち運びやすさと使いやすさと共に、凛と立つ姿や立ちのぼる煙の趣が日本人ならではの美意識にマッチしていたために、広く愛されてきたのでしょう

 

 

 

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