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Coconfouato 佐藤ですニコニコ

 

 

源氏香は、香りを鑑賞しながら競技も楽しむ組香の代表格

平安時代の名作「源氏物語」と言う親しみやすい主題と独特の図柄を用います

香りと文学の融合から生まれる美意識の世界をご紹介したいと思います

 

江戸時代に形式が確立されて、数百種類も創作された中でも、代表的な組香として最も親しまれてきたのが源氏香です

源氏香は16世紀初頭に編纂された和歌集にも登場しますが、その頃はまだ完成にはほど遠く、現代に伝わる源氏香の形式が確立されたのは江戸時代初期、17世紀の寛永年間であると考えられています

 

数ある組香の中で源氏香が特に世に広まり、長く愛されてきた理由は、テーマとなった「源氏物語」の魅力にあると言えるでしょう

作中に描かれている美意識や季節感、男女や親子の感情の機微は、古来、多くの人々の心を引きつけてきました

王朝貴族の日常に漂う優雅な香りの表現も魅力の1つです

 

「源氏物語」はもともと平安貴族の読み物として誕生し、武士が台頭した時代にも読み次がれてはいたものの、読者はもっぱら貴族や大名などでした

ところが、江戸時代に版木を使う印刷法が普及し、文や注釈などが読みやすく工夫されるにつれ、庶民の間でも読まれるようになりました

人々は「源氏物語」に描かれた雅や風流に憧れ、これが源氏香の広がりにも影響したと考えられます

 

源氏香の席では、5種類の香木を用意します

最初にそれぞれから極小片を5つ切り出して、計25片を1つずつ小さな紙に包みます

この25片をよく打ち交ぜて順不同にしてから無作為に五包を取り出して、5つの香炉で順々に焚いて参加者に回します

各自で香りを深く鑑賞したら、5つの香りの異同を判断し、回答用紙に答えを記すのです

 

源氏香の回答の方法は独特で、「源氏香の図」と呼ばれる5本の縦線を主軸にした図柄を描いて、それを答えとします

 

回答用紙には、まず右から5本の縦線を引きます

これは右から順に、最初に聞いた香、2番目に聞いた香、3番目、4番目、5番目の香を示します

そして、順番に聞いた五つの香の内、同じだと感じた香を表す縦線の上部を横線で結び合わせて図柄を描き、これを解答とします

 

源氏香においては解答の組み合わせは52通りあり、解答を表す図柄も52種類あります

そして、その一つ一つに、五十四帖(巻)ある源氏物語の、第二帖「帚木」から第五十三帖「手習」までの巻名があてはめられています

 

五十二の図柄は「源氏香図帖」という冊子にまとめられ、香の図がない第一帖「桐壺」と第五十四帖「夢浮橋」は、表紙と裏表紙に描かれるようになりました

源氏香の図はそれ自体が簡素で美しい文様ですが、更に絵や詞書を添えた芸術性の高い図帖も多くつくられました

寛永時代の皇女が描いた、貴重な図帖も残されています

 

 

源氏香図帖

↑リンク先に源氏香図帖の一覧が見られます

 

 

 

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