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Coconfouato 佐藤ですニコニコ

 

長年の生活習慣が発症や進行に影響する生活習慣病は、肥満やメタボリックシンドロームと深い関わりがあります

予防のために覚えておきたい食生活の注意点についても学びましょう

 

生活習慣病とは、生活習慣が発症に深く関係しているとされる疾病群のことです

よく知られるものに糖尿病や高血圧、脂質代謝異常、歯槽膿漏などがあります

日本人の3大疾病と言われる「がん・心臓病・脳血管障害」も、生活習慣病に含まれる場合があります

 

これらの病気は中高年に多く見られることから、かつては加齢に伴う疾病だと考えられ「成人病」と言われていました

しかし研究が進むにつれて、食生活などの習慣が発症と深く関係していることがわかり、1997年ごろから「生活習慣病」と改められました

生活習慣病のリスクを高める要因には、カロリーや塩分の過剰摂取を始めとする食生活の乱れ、運動不足、喫煙、過度の飲酒やストレスの多い生活などが挙げられます

 

生活習慣病の要因となる生活習慣には、肥満の原因として知られるものが多くあります

肥満は単に太っていると言う見た目だけの問題ではなく、糖尿病などの生活習慣病と関わりが深い状態で、肥満自体も生活習慣病の1つに挙げられています

 

肥満は大きく「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」に分類されます

内臓脂肪型肥満は上半身型肥満、りんご型肥満とも呼ばれ、主に内臓の周りに内臓脂肪が多くついた状態です

一方、皮下脂肪型肥満(下半身肥満、洋ナシ型肥満)は皮膚の下に皮下脂肪が多くついた状態です

内臓脂肪型肥満は中年期以降の男性や閉経後の女性に多く、皮下脂肪型肥満は年齢に関係なく女性に多いと言われています

 

成人の場合、肥満かどうかの判定にはBMI(Body Mass Index)と言う基準が使用されています

BMIの数値が22の時が標準体重で最も病気が少ない状態とされており、25を超えると肥満と判断されます

 

BMIと判断基準

 

計算式

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 

BMI

18.5以下の場合判定は やせ

18.5~25未満の場合判定は 普通

25以上の場合判定は 肥満

 

 

 

内臓脂肪は、過剰に蓄積すると生活習慣病に結びつきやすいと言う問題があります

内臓脂肪が蓄積すると、血糖値を下げるインスリンの働きが低下するなどして、糖尿病や高血圧、脂肪代謝異常等を発症しやすくなるためです

これらの症状が重複して起きると、動脈硬化を招く危険因子ともなり、動脈硬化を発症すると、脳血管障害や心臓病、糖尿病の合併症として起きる腎不全や失明など、重篤な症状へと進行する可能性も極めて高くなります

 

そこで近年、健康診断の検査項目にもなっているのが、メタボリックシンドローム、別名「内臓脂肪症候群」です

内臓脂肪型肥満に高血圧などが加わって、心臓病や脳卒中などのリスクが増した状態を指し、腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上あり、高血圧、脂質代謝異常、高血糖のうち2項目以上に該当すると、メタボリックシンドロームと診断されます

 

メタボリックシンドロームやその予備軍と診断された場合、まずは3~6ヶ月を目安として、体重の5%の減量目標に生活習慣を見直すことが提唱されています

そのためには、食事で摂取するエネルギーを消費エネルギー以下に抑えると同時に、適度な運動して消費エネルギーを増やす習慣を作ることが大切です

 

食事は栄養バランスを崩さずに、適切な分量を心がけましょう

無理な食事制限をすると栄養バランスの乱れから体調不良や体力低下を招いたり、食事制限のストレスの反動で過食を招き、かえって体重が増加してしまうことも少なくありません

量に関係なく、早食いや完食、夜食も内臓脂肪の蓄積を招き、太りやすくなります

減量するときは、このような食習慣も同時に見直しましょう

 

運動については、継続して習慣化することが重要なので、体調や体力に応じて無理のない範囲で続けられる運動を日課にしましょう

1日の消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回るようになれば、内臓脂肪を順調に落とすことができます

 

規則正しい生活と適度な運動習慣、十分な休養と睡眠を心がけ、メタボリックシンドロームを予防、改善することが、将来的な生活習慣病の予防につながるのです

 

 

 

メタボリックシンドロームの診断

 

A

男性腹囲85cm以上

女性腹囲90cm以上

※おへその高さで水平に測ります(最も細い部分ではありません)

 

B

高血圧

最大血圧130以上(かつ/または)

最小血圧85mmHg以上

 

脂質代謝異常

中性脂肪150mg/dL以上(かつ/または)

HDLコレステロール40mg/dL未満

 

高血糖

空腹時ケット110mg/dL以上

 

Aに該当し、Bのうち2項目以上に該当する場合→メタボリックシンドローム

 

Aに該当し、Bのうち1項目に該当する場合→メタボリックシンドローム予備軍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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