こんにちは
Coconfouato 佐藤です
今日はハーブ「ルバーブ」のご紹介をしたいと思います
ルバーブにはフキに似た円筒状の葉柄があり、その先には放射状に長楕円形の大きな葉がつき、小さな花を穂状に咲かせます
ジャムやパイの材料として、ヨーロッパやアメリカでは身近な食材です
イギリスのビクトリア朝時代には、大きなベルのような形の鉢をかぶせ、日が当たらないようにして栽培し、柔らかく鮮やかな赤色の葉柄を育てて食用としていました
汁気が多い多汁質の葉柄にはリンゴのような酸味とアンズに似た香りがあり、果物と同じようにジャムなどに調理できます
パイによく使われているので「パイ・プラント(パイの植物)」とも呼ばれています
通常、食用とされるのはガーデン・ルバーブと言われる品種で、和名ではショクヨウダイオウのことを指します
イースト・インディアン・ルバーブまたはチャイニーズ・ルバーブと言われる品種は薬用として使われ、下剤や消化剤として利用されてきた歴史があります
中国の漢方では、ルバーブの1種であるダイオウ(大横)の根を乾燥させて粉末にしたものが消炎や止血、便秘解消の目的に用いられています
寒冷地での栽培に向いていて、日本国内では長野県の高冷地と北海道で生産されています
育てるには4~5月に種子をまくか、株分けで殖やします
植え付けてから1年目の株は、太らせるために花芽を切って育てます
収穫は2年目以降から可能ですが、一度にたくさんとると株が弱るので、全体の量の半分以下に止めましょう
食用にするのは葉柄だけで、食べ方としては、強い酸味を生かしてジャムやコンポートにするのが一般的です
葉柄は赤いタイプと緑色のタイプがあり、赤い方が青臭さがなく色鮮やかで、緑色の方が香りが強く柔らかいと言う特徴があります
ルバーブのジャムの作り方は、葉柄を1~2cm位に切り、ルバーブの重量の1/3の量の糖類とレモン汁を少々加えます
そのまま20分ぐらい置いてルバーブから水分が出てきたら火にかけ、焦がさないように混ぜながら15分程度コトコト煮込み、トロリとしたジャム状になったら完成です
葉柄は固そうに見えますが、火を通すとあっという間にとろけて煮崩れます
葉には体に害を及ぼしてしまうシュウ酸が多く含まれるため、食べることができません
葉柄も葉ほどではありませんがシュウ酸を含んでいるので、生食は避けた方が良いでしょう
特に妊娠中や、胆石や痛風持ちの人は注意しましょう
食用にはできませんが、沸かした湯に葉を入れて煮出した汁で銅や真鍮を拭くと、サビをきれいに落とすことができます
ルバーブの活用法
ジャムを作っておくと、パンに塗ったり、パンやケーキの味付けにも使えて重宝します
白ワインやラム酒を加えると深みのある大人の味わいになります
乳製品との相性がいいので、牛乳やヨーグルトに加えたり、チーズケーキなどの具材にするのもオススメです
ワインとシロップでルバーブを煮詰めたコンポートは、そのまま使うかソーダで割ってドリンクに
固めてゼリーにしたり、凍らせてシャーベットにしてもおいしいです
酸味を生かして糖類の甘みを調整すれば、ステーキなどの肉料理のソースに利用することもできます
形状別活用法
食用には生のものを使います
葉柄の表面に艶があること、痛みが少ないこと、切り口が茶色くなっていないことが、鮮度の良さを見分けるコツです
利用部位
食用には、葉と根を切り落とした葉柄の部分のみを使います
シュウ酸を多く含む葉は、食用にはできません
根は漢方で利用されています
入手方法
食用としてスーパーマーケットの野菜売り場に置かれている事はほとんどありませんが、ネットショップやホームセンターなどで苗や種を入手することができます
分類
タデ科ダイオウ属
収穫部位
葉柄、根
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