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Coconfouato 佐藤ですニコニコ

 

 

 

精油の香りを嗅ぐと、一瞬で気分がリフレッシュできるのはなぜでしょうか

香りが体に伝わるルートにその理由がありました

 

香りの刺激が脳に伝わるまでの時間は0.2秒以下と言われています

痛みなどの刺激が脳に伝わるまでの時間が約0.9秒

いかに香りが伝わる速度が速いかが分かります

その理由は、嗅覚が人間の生存本能に関わっているからです

 

人間は、外界からの情報入手手段として、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の、いわゆる「五感」を持っています

この中で「嗅覚」は、「触覚」と並んで、生物が生きるために必要な生殖、捕食、危険の回避などに関わる感覚であり、進化段階の早期に発達した「原始的な感覚」だと考えられています

 

嗅覚は、哺乳類だけでなく、魚類や両生類、鳥類にも備わっています

例えば、野生動物は匂いを感じることで水や植物のありかを探し当て、食物の食べごろを判断します

また、天敵となる生物や腐った食べ物などの危険を察知するためにも、匂い、つまり嗅覚が重要な役割を果たしています

 

アロマテラピーの考え方にも、嗅覚と脳の仕組みが大きく関係しています

人間は身の回りの状況を「五感」によって感知してそれを脳が瞬時に判断することで、体に必要な行動を指令します

この時、五感からの刺激を感じているのが脳の中の「大脳」部分、正確には「大脳辺縁系」と呼ばれる部位です

 

嗅覚以外の視覚や聴覚などの感覚からの情報は、一旦脳の表面にある大脳新皮質に到達し、そこから大脳辺縁系に伝わります

しかし、嗅覚だけは大脳辺縁系に直結しています

この大脳辺縁系には、快・不快・恐怖などの情動を引き起こす「扁桃体」、記憶の中枢を司る「海馬」、臭いの信号を脳の各部位に伝える「嗅球・嗅索」が含まれます

においをかいだ時、何のにおいかを認識する前に、そのにおいが好きか嫌いかと言う感情が先に起こるのはこのためです

他にも香水の香りで昔の記憶が蘇ったり、嗅覚をしなうと食欲をなくしてしまったりするのは、香りの信号がこれら「扁桃体」「海馬」も刺激しているからです

 

精油の香りでリラックスしたり、元気になることがあるのも、嗅覚がこのような特徴を持つ脳の大脳辺縁系に直結し、体を直接的に調節するためだと考えられています

 

 

香りが体に伝わるルートは嗅覚以外にもあり、どのルートで取り組むかは、目的によって異なります

 

鼻から脳へ

鼻から吸い込まれた精油の成分は、鼻の奥の粘膜に付着し、「嗅細胞」から出る繊毛(嗅毛)に届きます

その刺激は嗅細胞の興奮より電気信号となって脳の大脳辺縁系に伝達され、大脳新皮質の「嗅覚野」でにおいとして認識されます

大脳辺縁系には自律神経や内分泌機能を調節し、本能行動をコントロールする働きがあります

このことから、気持ちを静めたり、リラックスしたいときには、芳香浴などで香りを取り込むのです

 

肺から全身へ

呼吸によって鼻や口から取り込まれた芳香成分の一部は、気管や気管支を通って肺に入ります

肺に入った芳香成分は、肺胞と言う細胞から血管に吸収され、血液によって全身の各組織や器官へと届けられます

抗菌作用のある精油を吸入することで気管を清潔に保ち、風邪の予防につながると言われるているのはこのためです

 

皮膚から全身へ

芳香成分は皮膚からも吸収されます

肌は、表皮、真皮、皮下組織から構成され、ほとんどの物質は表皮でブロックされますが、芳香成分は分子構造が小さいため、表皮を通過し、肌の真皮に到達して毛細血管やリンパ管に入ります

そして、血液を介して全身へと運ばれていきます

肌をしっとりさせたり冷え性を和らげたりといった効果を期待して、マッサージオイルや化粧品に精油が使われているのは、このルートによるものです

 

 

 

アロマテラピーを行う上で知っておきたい香りのメカニズム

香りを嗅ぐだけでも、もちろん癒されますが、ステップアップして肌にマッサージオイルとして塗布したり

石けんなどを作ってお風呂で香りを楽しむのも良いでしょう

 

 

 

 

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