こんにちは
Coconfouato 佐藤です
今日はハーブ 『ワイルドストロベリー』 のご紹介をしたいと思います
栽培種のイチゴに対して、野生のイチゴを総称してワイルドストロベリーと呼びます
栽培種は19世紀になって生まれたもので、それまでのヨーロッパでは、野生種を庭に移植し、その実を食べていました
葉脈が深く入った葉は、縁にノコギリ刃のような切り込みがあり、裏は細かい毛に覆われて白くフェルトのようになっています
一重の白くて丸い花弁、栽培種のイチゴよりも一回り小さい赤い実は可憐で、観賞用としても人気があります
ヨーロッパでは愛と幸運、アメリカでは奇跡を呼ぶハーブと言われています
デザインモチーフとしても人気があり、イギリスの陶磁器メーカー・ウェッジウッドの「ワイルドストロベリー」シリーズは世界的に有名な製品です
また、「モダンデザインの父」と称されるウィリアム・モリスは、別荘の庭に植えたワイルドストロベリーを見て、有名な「ストロベリー・チーフ(いちご泥棒)」のデザインを思いつきました
茎が匍匐して広がるタイプのものは、地面を覆うように植えるグランドカバーに向いており、4~5月または9~10月に植え付けます
水はけが良くて防水性のある地が適しているので、植え付け前に土に腐葉土を混ぜておくことをお勧めします
地植えの場合、長期間同じ場所に植えておくと株が弱るので、1年ごとに違う場所に植え替えます
鉢植えは、真夏は半日陰に移動させましょう
耐寒性があるので戸外で越冬できます
株元から横に伸びて出る子株を切って土に挿しておくと根付きます
枯れた葉はこまめに取ります
実は色づいたら収穫できます
生葉には毒素があるので、よく乾燥させたものを利用します
中世ヨーロッパでは、葉を煮出した液を傷の治療に、茎を煮出した液を下剤として用いていました
葉で淹れるワイルドストロベリーティーはクセのない味わいで、葉の黄ばみ改善や歯石の除去、歯槽膿漏改善のためのマウスケアとして飲んでいる人もいます
葉を煮出した液を冷ましたものは、化粧水としてスキンケアにも活用することができます
コットンに染み込ませてフェイスパックにするのも良いでしょう
乾燥させた葉は、ポプリとしても楽しむことができます
幸運や奇跡、愛を実らせると言われる縁起の良いハーブなので、贈り物にも喜ばれます
実は清々しい芳香と程良い酸味、鮮やかな色が特徴で、ジャムやソース、果実酒に利用するのが一般的です
生食では、他のベリー類と一緒にフレッシュジュースやスムージーにするのがオススメです
ビタミンCや鉄分が豊富に含まれているので、貧血気味の人、肝臓や腎臓を強化したい人に好んで食べられています
潰した実は、皮膚の炎症や火傷などの外用薬としても使われます
ワイルドストロベリーの活用法
ワイルドストロベリーの実はとても小さいため、ジャムなどに加工するには多くの量が必要です
一度にたくさん収穫できるとは限らないので、収穫の度に冷凍保存しておきましょう
まとまった量が集まったら、鍋に砂糖などの糖類と一緒に入れて火にかけ、煮詰めてレモン汁を加えればワイルドストロベリージャムの完成です
実は潰さずに丸ごと煮ると、つぶつぶの食感を楽しむことができます
ワイルドストロベリージャムは、アイスクリームやヨーグルトにかけたり、ケーキの生地に入れたりします
ローストビーフにかけると肉の旨味を引き出します
形状別活用法
ジャムや果実酒を作るのに使うには、生のものを用います
ティーやマウスケア、スキンケアなどに使う葉は、十分に乾燥させたものを利用します
利用部位
生色には実を使います
葉や茎は乾燥したものをティーなどに活用しますが、草姿を生かして生の状態でフラワーアレンジメントに使用することもあります
入手方法
種や苗は園芸店などで購入できます
秋に株元から横に伸びる子株を切り取って植え付けて殖やす方法もあります
株分けには葉を3~4枚付けた子株が適します
分類
バラ科イチゴ属
収穫部位
葉、果実
香りと味
草木の香りと番茶に似た風味
ブレンドしやすいハーブ
ハイビスカス、マローブルー、ミルクシスルと好相性
ホーステール、メドゥスイート、リンデンなどとも合います
その他の活用法
冷まして、脂性肌用の化粧水に
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