腸閉塞の解除。ステント挿入 | ある日突然旦那が大腸がんステージⅣ。年の差夫婦の嫁ブログ

ある日突然旦那が大腸がんステージⅣ。年の差夫婦の嫁ブログ

2014年3月末。緊急入院した旦那。結果は腸閉塞。下行結腸に大きくて深いガンがあることが判明。確認できているのは左肺の転移病巣…大腸がんステージⅣと宣告されました。


入院後の主治医は消化器内科の若手の医師でした。まずは閉塞した下行結腸を通過させるために、二つの手段を提示されました。ひとつは「イレウスチューブ」という管を鼻から入れて、腸の中身を出す方法、もう一つは、ステントという金網のような器具を閉塞した部位に入れて通過させる方法。イレウスチューブは絶食が必要な上に、詰まる可能性もある。代わりにステントは入れてしまえば、いずれ回復して取り外すことが必要になる。その時はまだ病理検査の確定診断が出ていない時期でした。が、主治医はほぼ悪性で間違いない=切除することになる。という考えのもとに、ステントを入れ、ご飯が食べれるようにしましょう。と提案してくださった。その後も大腸内視鏡検査、注腸検査、など様々な検査を受けて術前の準備がなされていました。


ステントの挿入は痛みどめをしてもらってもかなりの痛みがあったそう。詰まっているところに器具を入れて広げる感じですから、想像しただけでも痛い。。


でも、挿入後はこれまでたまっていた腸の中身が全部出て、パンパンに張っていたお腹がしぼんで、痛みもなくすごく楽になったようで。旦那、とても顔色がよかった。それをみて私もホッと一安心しました。


しばらく絶飲食だった旦那に飲水の許可がでて、久しぶりに水を飲んだ時の嬉しそうな笑顔。「美味しい」っていう顔。今でも焼き付いています。