流産が確定した日も流産手術の日も
ねねが手術をして麻酔で眠ってるときだったからか、ねねのことで毎日泣いてたからか、
私は
全然泣きませんでした
産婦人科で近くに他の赤ちゃんがいたりして、私が他の赤ちゃんと会わないように看護師さん達が気をつかったりしてるのをただボーッと見てる感じでした。
ねねが生死を彷徨っている中の流産となり、私の感情が麻痺しているような気がしてました。
ただ毎日、ねねの無事を祈って

そして、妊娠がわかって浮かれて色々なプレゼント企画とかに申し込みをしたせいで、後から届きました

貰えることのなかった母子手帳のケース。

水のクリクラママのキャンペーンにも応募しちゃったけど、来たときには、対象外なので普通に契約しました

それから1週間がたち、ねねも段々回復してきてるけどまだ入院してたとき、過去にないくらいの大型台風🌀がくるっていうニュースがありました

私の実家が南の方なので、直撃するかもしれない

それを心配した旦那ちゃんが
「台風くるのわかってたから、事前にこっちに呼ぶとかすれば良かった

」
って言ったんです。
普段なら私の実家を心配してくれているとしか思わないのに、実家に何かあったらどうしよう… って不安になり、夜、お風呂入ってる時から涙がとまらなくなって、眠れずに一晩中泣きました。
実家に何かあったらどうしようは、きっかけで、この時、私の感情が溢れ出たんです。
赤ちゃんがせっかく私を選んで来てくれたのに産んであげることができなかった命。
ねねのことが心配で赤ちゃんへの気持ちにふたをしてしまってた

産んであげられなくてごめんね

私のところに来てくれてありがとう

ねねが退院した後にも同じようなことがあって、一晩中眠れずに泣いた

私が泣いていることにも気づかずに横でグウグウ寝ている旦那ちゃんにイラッとして、その辺から口をきくのも嫌なくらいイライラした日が続きました。
結婚してから10年、ずっと仲良しだったから、こんなに旦那ちゃんにイライラしたのははじめてでした。
このままじゃいけないと思って、心のうちを旦那ちゃんに話すと、旦那ちゃんは黙って泣いてました。
旦那ちゃんは旦那ちゃんで辛い日々が続いてましたが、私と温度差があったんでしょう。
その後、水子供養を予約して供養に行ってきました。

お坊さんから素敵な話しを聞きました

赤ちゃんはね、自分の寿命や産まれてこれない場合はそれもわかった上でお母さんを選ぶんだって。
産まれてこれなくても、このお母さんの子供になりたいと思ってくれたから私のおなかに来たんだって。
だからこの後、弟や妹ができて、家族が幸せに暮らしてたら、
赤ちゃんはこの幸せな家族の一員なんだって思えるから、
そう思って貰えるように暮らしていってくださいと
その姿を見ることもその泣き声を聞くこともできなかった赤ちゃんの命。
今はまだあなたとのお別れが辛くてたまらないけど、
この家族で良かったって思えるような家族になるね

ねねが生死を彷徨っている中、流産してしまい、その後ねねが無事に意識を取り戻しました。
命はもろくて儚くてでもすごく重くて大切なものなんだと思いました。