母は家が貧しくて学校もロクに出ていないことをとても引け目に感じていたようで、

 

娘の私にはまず、ピアノを習わせた。

 

幼稚園の頃から通ったのピアノ教室は家のすぐ裏にあって、

 

メガネをかけた母より10歳くらい若い女の先生だった。

 

ものすごく怖い。

 

「指が立ってない!」「もう一回…もう一回!」

 

出来ないと楽譜をバーンと叩きつけることもあり、毎回ビクビクしていた。

 

 

唯一その教室に通う楽しみは、お稽古の終わりにお菓子が貰えることで

 

板チョコや、キャラメル、マーブルチョコなど一個まるまるもらえる。

 

普段はあまり買ってもらえないお菓子たちは魅力的だった。

 

 

辛かったけれど練習して指もそれなりに動くようになっていったけれど

 

もう少し楽しくレッスン出来ていたら

 

楽しかったいい思い出になっていたかもしれない。

 

幼い時の習い事はその後の子供の性格に影響してくるのだと

 

だいぶ大きくなってから気づいた。

 

 

                          

         

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