アカリン@R18性欲強めカップルの家族誕生小説執筆

 

 

 

オリジナルストーリー、人物の賀城修二と桃瀬里美の物語をひたすら掲載。

pixiv同様サンプル版を掲載していきます。

R18を含む、性欲強めカップルの物語。

大学生時代〜結婚〜妊娠、出産……国立大出身、両親のいない夫婦が家族をつくる。

以降連載中。

【5と0の付く日+気まぐれで更新中。毎月全6回+α更新。】 

《未来への足跡》 1〜17話 全体公開中

 

※Twitterにて支援者さま向け裏話や更新情報など呟いてます。

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産後最初の夫婦の営み。

修二は里美が発した出産時の「気持ちいい」という一言の真相について尋るのだった。

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ついさっき帰宅した。

今日は大学時代の友人の結婚式へ。

二次会まで参加して、ビンゴで当たった景品、他にも色々あったがなぜこれが当たったのだろうか。

 

是か非か、俺が持ち帰ったものは女性物の某グッズだった。

 

「何でこういう物を景品にするかね?しかも結婚式の後だろ。」

「それ桃瀬ちゃんと使えるじゃん。」

 

俺らのことを知る共通の友人はニヤニヤとそう言った。

 

「この後、懐かしのメンバーで飲みどうだ?修二行かれる?」

「いいねー、けど俺そんな遅くまではいないぞ。」

「早く奥さんの所に帰りたいのかな?修二くん?」

「まだ産後間もないからな。それに子どもも残して来てる。俺だけこうやって出歩くのも申し訳ないだろ。」

 

昼間の婚礼とその後の二次会、その足で向かうこととなった居酒屋。

それぞれの近況報告を兼ねた下らない話も、男だけの飲みとなればこんな物だろう。

下ネタも容赦なく飛び交う。

 

「なぁ、…修二のやつ、さっきのビンゴで何当たったか知ってるか?」

「知らねー。…で、修二は何当たったんだ?」

「これ使ったら桃瀬ちゃん喜んで泣いちゃうよ。エッチで使えるやつだよ。」

 

こいつは桃瀬の何を知っているのか。

或いは人の彼女を想像して普段から如何わしい想像でもしているのだろうか。

 

「皆、こういうの何個くらい持ってるもんなんだ?」

「…さぁ?」

 

彼女持ち、既に奥さんがいる者、色々だったが自ら口にする者はいなかった。

 

「俺ん所は持ってないな。使った事はあるけどさ、俺は手技で。」

 

酔った勢いで語っているんだろうが、こいつの女性を気持ち良くする為の技のことなど興味はないのが正直なところ。

 

 

「早速、今日から使っちゃうの?」

「さぁーね…」

「修二んとこ、この間産まれたの双子だったんだろ?お盛んじゃん。羨ましいわぁー」

「別にする回数が多いから双子ってわけじゃないぞ。双子がどうしてできるのか、お前知らないだろ。」

 

知ったかぶりで語るのは恥をかく。

実際、双子ができる仕組みは修二も当事者になって初めて知ることとなったが、セックスの頻度や回数でできるものとは流石に思ったことはなかった。

 

(こいつは何を勘違いしてるんだろうか?)

 

「双子ってさ、一卵性とか二卵性とかあるだろ?だから何回してできたとかそういう事じゃないんだけど。」

「何それ?」

「似てる双子か、似てない双子かってこと。」

「ふ〜ん…で、修二んとこはどっちなの?」

「うちは似てる方。卵一個から産まれた。」

「は?何?卵から産まれたの?」

「お前、人間がどうやって出来るのか知らないのか?うちの桃瀬が産んだに決まってんだろ。」

「あぁ…そういう意味か。」

 

修二はきちんと伝わったのか半信半疑だったが、事実を話したまでだ。

賀城夫妻のお盛んなイメージは払拭できたかどうか分からないが、実際はそこそこ盛んな夫婦だとは思っていた。