台風7号の影響か

夜中から大雨と強風でもの凄い威力です雨

特に南向きのベランダの強風が酷い~台風

サッカーワールドカップ日本VSベルギー戦は

負けてしまいましたね。

残念ですが日本代表良くがんばりました!



ところで話は変わりますが

今年も夏季ホームステイの申込み季節になりました。

私たちの地域は今年から7月~8月中旬まで

期間を延ばすことになりました。

一人でも多くの児童が里親家庭で過ごせるように

里親さんのスケジュールに合わせて調整可能と

なったのです。

これは良い傾向ですよね~アップ


わが家はもちろんK君を預かる予定でいます。

主人の夏休みと仕事のスケジュールに合わせて

日程調整してから児相に返信しようと思っていたところ

昨日児相から(催促?)の電話がありました。


担当者からの電話は

率直に「K君を預かれますか?」とのことでした。


前回までは

こちらから申込み希望の連絡をして

「K君が希望です」とお伝えすると

「ご希望に添えないこともありますのでご了承ください」

と事務的に言われていたのですが


今回は、
「K君を預かってもらえますか?」でした。


今年はGW1泊預かり

夏休みで5回目になります。


私たちもK君に慣れていますし

K君もわが家にすっかり(かな?)慣れているように見えます。


季節だって同じ家庭の方が子どもにとっても良いのでは?と

勝手に思っているのですが

季節でも子どもと里親の相性っていうのも

ありますよね。


子どもが里親家庭に馴染めなかったり

甘えや欲求を我慢してしまう子もいるようです。


実親に虐待されて施設で暮らす子どもより

新生児から乳児院で育った子どもの方が

のびのびと暮らしているかのようには思えます。
(私が見る限りでは・・・の話ですが)


季節里親なので、実親のことを聞く権利はありませんが

K君の実親は面会に来ていないようです。


K君は親の存在についてどう感じているのかな?と思う時があります。

わが家に泊まる時は寝る前に必ず絵本を読んであげるのですが

絵本の中に
「パパやママ」
「じいじ」

という言葉が出てきます。



K君は「こびとづかん」が大のお気に入りで

何度も「読んで~ 読んで~」とせがむので

何度も読み聞かせするのですが

「パパやママ」という言葉がでてくると

私はちょっぴり戸惑うのです。


絵本はこんなお話です。


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主人公の男の子の愛犬が

ある日草むらの中から見たこともないモノを拾ってきます。

何でも知っているじぃじに「これはなぁに?」と聞くと

とても珍しいこびとの抜け殻だと教えてくれるのです。

男の子は、図鑑を頼りにこびとを探しに行きます。

虫かごの中に集めたこびとを持って

じぃじに自慢げに見せるのですが

じぃじはこんなことを言います。

「もしお前が虫かごにいれられたらどうする?

パパやママに引き離されたらどう思う?」


男の子はこう思うのです。

パパやママと引き離されて一生虫かごの中で暮らすなんて・・・えーん


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パパやママと引き離されて・・・という箇所に

K君の反応を見るのですが

とても悲しそうな目をしています。


それでもK君はこの絵本がお気に入りで

うれしそうに本棚から持ってくるので読んであげます。


来年小学校入学だからなぁ

もしかしたらパパやママの意味が分かっているかもしれない

彼なりにがんばっているのかもしれない・・・

そう思うとギュッとしてあげたくなります。


K君は神経質で

自分が言わなくてもモジモジすることで

大人に分かって欲しいと訴えます。


自分の要求が通らないと

モジモジして不機嫌な顔になり

「なんで~?」「なんで~?」と

モジモジ君がなぜなぜ?攻撃です。


かなえてあげられる範囲なら良いですが

ちょっとこれは・・・とこちらが躊躇することは

「ダメよ~」ではなく

きちんと説明するようにしています。


今年のお正月の季節の時までは

4日目になるとさすがに飽きてくるのかあせる

先生やお友達に会いたくなるのか

「明日帰るよ~」にごねることもなく

バッグに服やおもちゃを詰めて

さっさと帰り支度をして

施設の玄関で機嫌よく

ハイタッチして帰ったものでした。


あまりの潔さに私たちの方が淋しく感じたものです。

施設の子どもはこんなものなのかなぁ~と割り切ることにしました。


それでも前回GWのお泊りの時は

たった1泊だったせいかなぁ?

「帰らない!」と泣きじゃくりました!えーん


というか・・・そもそも

お迎えの時も

「行かない~!」「ここにいるの~!」とごねたんですけどね笑い泣き


施設の中では先生たちがK君に色々感じることもあるようで

前回の話では幼児カウンセリングを受けているということでした。


多分・・・施設や幼稚園の集団の中での

 ・協調性
 ・人への思いやり
 ・我慢する力 
 ・自己コントロール
 ・競争心
 ・自発性   

などのスキルが問われているのではないかと思います。

わが家は子どものいない夫婦ふたりきりの生活で

一人でいる時のK君しか知りません。


K君の様子を毎日観察しているのは

施設の先生と幼稚園の先生たちです。


新生児から施設で育った子どもでも

その子の生まれ持った性格や

その子なりの成長の仕方や

集団の中で暮らす過程の中で

自分なりに思うように甘えられなかったり

お友達と上手く遊べなかったり

おもちゃを譲り合ったりすることができないのかもしれません。


それもK君の成長と捉えています。

私たちが季節でK君を預かった時は

私たちとの関係があります。


施設の中でのK君のことは先生たちにお任せしています。

私たちはK君と1年に数回過ごす中で

築かれていく関係の中で

里親として少しは成長させてもらったかなぁ


甘やかしすぎにだけは注意して

思う存分羽を伸ばせる実家のような家庭になれれば良いなぁと思います。


児相に近々電話して

日程をお伝えすることになりました。

レンタルチェアの予約も完了!

主人とどう過ごすか考え中ですニコ