GWもあっという間に終わってしまった・・・えーん

GWはAちゃん交流で、帰省は出来ない予定でした。

 

せめてもの気持ちで、昨日の母の日は、実家の母と主人の母にブリザードフラワーを贈りましたラブ

 

 

うちはどちらも遠方ですぐに飛んでいけない距離。

お正月は私の実家へ。

主人の実家は時間のある時に顔を出すようにしています。

 

私の母は80歳を超え、姉夫婦の自宅のそばにアパートを借りてもらい

スープの冷めぬ距離で暮らしています。

 

主人の方は両親健在で、自宅には妹が同居しています。

今どき珍しい大兄弟で、実家の借家の近所に兄弟家族が何世帯も

住んでいるので、週末には兄弟や孫たちが集まる賑やかな実家。

 

主人の両親も歳を取ったなぁと思います。

電話でたまに話す位だけど、いつも私の母のことを気にかけてくれてくれる

そんな優しいお母さんカーネーション

 

 

 

今まで子どもがいなかったせいか、

遠方ではあるけれど、私たち夫婦が実家の母の面倒を見ようと本気で考えたことがありました。

 

姉は子どもが3人もいるし、義母の面倒を見なければならない上に孫が誕生したばかりで

自分の母の面倒を見るなんてハード過ぎると思ったから。

 

去年の暮。義母が病気で他界・・・。

入院生活も短く、あっさりと逝ってしまったなぁ。涙

姉夫婦の結婚は早く、父は私が26歳の時に癌で他界。

義兄の母との付き合いは長く、

いつも「○ちゃん、○ちゃん」と私の事を可愛がってくれました。

 

遠方から駆けつけ、義兄の母のお見舞いに行けて本当に良かった!

あの時、私の目を見て最後に何を訴えたかったのだろう・・・。

 

 

実家の母は、私が幼い頃から内職をして家計を支えていた。

父は公務員で給料はそこそこだったと思うけど、

私が3歳の頃、都心の公団住宅に当選。

宝くじに当選するほどの倍率だったようです。

 

その家賃が高額だったので、母は家賃と生活費のために

私の幼稚園の送迎を同じ幼稚園のママ友(今風)に頼み、

朝から内職の納品に励みました。

 

その後、生命保険会社や運送会社の事務を転々として、いつも家にいなかった。

私が高校生の頃は、生保レディーから昇進し、支部長にまでなった。

 

もっと家にいて欲しかったなぁ、と思う。

幼い頃から愛着障害だった私は、母がいないことを恨み、アダルトチルドレンでした。

結局のところ、母が仕事をした切欠は、高額な家賃の足しになるためだったけど、

 

その後仕事に勤しむことが母の生きがいとなったようです。

昭和一桁生まれの83歳の母が、貴重なキャリアウーマンだったのが羨ましい。

 

私も色んな職を経験したけれど母には及ばない。

 

そんな母も80歳の時、長年住み慣れた東京都心の公団住宅を離れ、

姉夫婦の住む関東の住宅地へ引越しました。

 

母は営業職をしていたせいか、面倒見もよく人脈が広かった。

仲の良い友達と別れ、姉夫婦に世話になる覚悟をして都心を離れました。

 

古からの知人や友達が毎年一人減って行く中で、

母はもう驚くことも淋しがることも感情を顕にしなくなりました。

 

母の親友が2年前に他界。

そして仲良くしていた義兄の母も昨年他界・・・。

 

そんな母の楽しみはデイサービスに通うこと。

姉がケースワーカーさんに相談して通所することになりました。

 

 

今、母は何を考えながら生きているんだろう。

世話になっている姉よりは私の方が話がしやすいようで、たまに愚痴もこぼします。

 

私が母に出来ることは、聞き役になってあげることや、母の日にプレゼントを贈ることくらい。

数年前までは、関東から私たち夫婦の自宅へ毎年遊びに来るのが楽しみだった母。

 

昨年、うちへ来た時にちょっとコケただけで腰を痛め、こちらの病院で入院することになりました。

その時、義兄から、

「そろそろそっちに行くのも難しいだろうな。」と。

 

それでも母は、新幹線に乗って私たちの家に来ることを密かな楽しみにしています。

母には言えません。

「季節がいい頃に、一緒に行こうね!」って、母の励みにして言います。

 

 

以前、ラジオでこんなCMを聞いたことがあります。

働き世代の夫婦の話でした。

 

多忙な生活に追われ、つい親の存在を忘れてしまう。

年1回だけしか会えないとなれば、

後何回親に会えるんだろう??・・・、って。

 

 

母の介護は姉が腹を括ったようなので、

私たち夫婦は里親と言う選択をしました。

 

母にはいつまでも元気でいて欲しい・・・。

私の孫を抱かせてあげることができなかったので、

せめてAちゃんを母の所に連れて行き、母の生きがいをひとつ増やしてあげたいと思っていますカーネーション