お花見の季節となりました♪

Aちゃんとの交流がはじまり早2ヶ月が過ぎようとしています。

面会も20回を超えました。

回数を重ねるごとに愛着が湧いてくることを実感しています。

お腹の中で10ヵ月間の妊娠期間と出産を経験していない

里親にとって、とても興味深い研究資料がありました。


イスラエルのバル・イラン大学の、心理学者・神経科学者である「ルース・フェルドマン研究チーム」は

育児経験をした男性の脳をMRIでスキャンするという世界初の研究をしました。

フェルドマン博士は、「親が子どもと一緒の時・親だけの時」、を比較したビデオ撮影をし、

親の唾液からオキシトシンの量を測定。


オキトシンとは、愛情ホルモンの一種。

何かに愛情をかけたり親密になるなどの時にたくさん放出されます。

恋愛期間にも大量のオキシトシンが発生されるという記事を読んだことがあります。


結果!


人間は、性別問わずきめ細かな愛情を与えられる神経回路を生まれながら持っており、

子育てを経験することによって、母性愛を発達させていくということが判明。


例えば、子育て経験がなくてもペットを飼育した経験者なら解るように、

愛しさ・母性本能などが芽生え、ペットと過ごす時間経過とともに、愛着がどんどん膨らみます。


例えば、まだ幼い子どもが、ぬいぐるみを抱っこしてキスしたり、

お気に入りの絵本を離さないのも、生まれ持った母性本能です。



同様に、妊娠・出産ホルモンだけが親としての本能を活性化しているわけではないということなのです。


不妊治療を経て里親や養子縁組に辿り着いた夫婦。

また、実子の養育経験がありながらも他人の子どもを育てる中で、

子どもとともに過ごす時間が、母性愛・父性愛を活性化させるということです。



不思議なものです。


こうして里親に辿り着いたのも、

そして、今交流中の子どもは、私たちと出会う”縁”があったような気がします。