私たち夫婦が児相から児童を紹介されてからおよそ2ヶ月あまりが経過しました。
その間、あることが問題になり、里親の心得について児相担当者から指摘されました。

(※ここでは具体的なことを書けないために省略させていただきます。)

児童面会が保留となり、児相からの連絡を待つ間の期間。

私たち夫婦にとってとても長く辛い時間でした。

そして先週。

児相の担当者からある先輩里親さんを紹介されました。

今回の件で面談をする前に、ぜひこの方と連絡を取って欲しいと言われました。

未委託里親にとって、誰に胸の内を伝えればよいかが分からない委託前のこの期間。
紹介された先輩里親は、とにかく私の心情を訴えたい相手として藁をも掴むありがたい想いで電話をしました。


そして、素晴らしいお言葉とアドバイスを頂きました。

「今回のことで自信がなくなるなんて言わないで。
何も問題がなく児童との交流に進み里親委託に進むよりは、この件を切欠に
あなたたち夫婦に成長を与える機会だったと捉えて欲しい。


子どもを養育する素晴らしさをぜひとも味わってもらいたい。
養護施設で暮らす子どもたちと研修やボランティアで接するのとはまた違う格別の喜びがある」

とのアドバイスを頂きました。
そして、私たち夫婦が一番抱えている不安な部分を力強い言葉で激励して下さいました。

「不安は誰でもあります。でも、私が守るから大丈夫よ!」


この言葉を聞いた途端、3週間のストレスからすーーーっと解放され涙が溢れました。






そして、昨日の面談日を迎えました。

私たちは委託されるされないを一旦置き、

実親の気持ちや、児童にとって一番幸せな選択は何かを考えてみました。

今回のことを切欠にとことん悩み、研修を受けてからの里親としての不安や、

自分と向き合った結果何をどう理解したのかを腹を割って話し合うことができました。




里親制度に少しでも興味をお持ちの方々。

児相からの紹介を待ちわびる未委託里親のみなさま。


児相は里親選定の権限がある立場であるが故、なかなか本音で相談ができないことを

児相も重々承知であると言っていました。


だからと言って、

里親を決意した夫婦の熱い想いを訴えないのはとても残念です。

こちらから投げかけなければ相手には通じません。

どんどん訴えて欲しいと思います。



夫婦の思いや質問など、どんどん児相にしてください。

相手は忙しくてなかなか捕まらないかもしれません。

それでもめげずに何度でも電話をしてみてください。

自分たちの熱い想いが児相にも伝わり、それが信頼関係を築く第一歩となるのでは
ないでしょうか。