アメブロでのブログ更新は春以来となりました。m(*- -*)m
前回のブログを公開したように、その後私たち夫婦は里親研修を受け
無事認定登録を終えました。
一時他のブログで里親制度について公開していたのですが、
訳ありでアメブロに引っ越してきました。
今日から初心に戻りブログを綴りたいと思います!
***************************
こんな書籍に興味がありAmazonで購入してみました!
里親の本
里親養育と里親ソーシャルワーク (社会的養護シリーズ)/著者不明

¥2,592
Amazon.co.jp
「養育里親」とは・・・里親心理から察すると、
『竹取物語』の話が出てくることがあるようです。
平成22年11月6日、奈良県天理市で開催された『里親研究協議会』公開講座レポート、
青山学院大学・庄司順一教授の講演でも、「かぐや姫」や「桃太郎」「夏目漱石」などの
話が出てきたようです。
書籍の中に、「物語・歴史にみる里親に委託されたこども」というコラムが書かれていました。
これが、とても興味深かったのです!
「竹取物語」は、みなさんもご存知のように誰もが知っているとても馴染み深い物語ですよね。
ある日、竹取のおじいさんが、光る竹を発見。
近づいてみると、節の中に可愛らしい10センチほどの小さな女の子がいたそうな(物語風:笑)
驚いたおじいさんは、女の子を家に連れて帰り、おばあさんに見せると大喜び!
「これは天からの授かりもの!」と女の子を大事に育てるのでした。
やがて女の子は美しく成長します。
しかし、成長するにつれかぐや姫は淋しそうな顔を見せて行くのです・・・。
「かぐや姫」と名づけられた姫の美しさは噂になり、都の皇子や貴族たちが次々と求婚します。
かぐや姫はすべての求婚を受け入れず、難題を出しては求婚者を退けます。
「私はこの世のものではありません」と断り、やがて月からの使いの者が迎えに来て
かぐや姫は月へと帰っていくのです。
なんとも切ないお話ですよね・・・。
今まで養育里親を考えたことのない私は、2年前に映画館で公開された「かぐや姫」
を覚えています。特に翁の声優を務めた地井武男さんの遺作となり、
溢れる涙を拭いながら観ました。
しかし、今、里親の立場と竹取物語の翁・媼がシンクロするのです。
『つまり、竹取物語は、子どものいない老夫婦が遺棄された子どもを養育したが、7年ほどして
親が子どもを引き取りに来て子どもは親元へ帰って行った・・・』と書かれています。
その他、「桃太郎」や「赤毛のアン」などの話も里親の物語だと書かれていました。
そして、青山学院大学の庄司教授の講演内容に結びつくのです。
【養育里親の概念】
養子縁組は法的に親子になる仕組みであるのに対し、里親制度はある期間一緒に暮らし、
子どもの成長を助ける仕組み。
養育里親は上記に加え、可能ならば親元へ帰ることをより意識した仕組み、親の代替から
親の補完へと制度の立ち位置が変化してきている。
施設との違いとしては「緊密な感情の交流」があることがあげられる。
「仕事としての養育」と線を引く意識ではなく、もっと私的な領域に位置する人間関係。
社会的養護の担い手という公的な責任と家庭でともに暮らす家族という私的な役割を併せ持つ。
里親の養育は「個人的な養育」から「社会的養育」へとシフトする流れ。
社会的養育とは「里親に全てをおまかせ」するのではなく、里親を核とした社会のネットワークで
社会的養護を必要とする子どもを育てるシステムのこと。
「知ってほしい里親のこと」:青山学院大学 庄司順一教授
私は、社会的養護の里親制度についてまだまだ未熟です。
児童を委託して、いつか分からない将来・・・、子どもが実親の元へ帰る日が来るかもしれない・・・。
そう考えただけで切ない気分になりました。
(まだ未委託ですが。子どもを委託された気持ちになって考えました)
でも、子どもにとって何が一番重要なのか。
こう考えた時、もし仮に実親が子どもを引き取る環境が整ったら、児童相談所の判断の上、
子どもにとって実親の元へ戻ることも必要なのだなと。
養育里親は「竹取物語」の翁と媼なのですね。
いつかその日が来たら、子どもを実親の元へ送り出す心得は必要なのだと思いました。
前回のブログを公開したように、その後私たち夫婦は里親研修を受け
無事認定登録を終えました。
一時他のブログで里親制度について公開していたのですが、
訳ありでアメブロに引っ越してきました。
今日から初心に戻りブログを綴りたいと思います!
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里親養育と里親ソーシャルワーク (社会的養護シリーズ)/著者不明

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「養育里親」とは・・・里親心理から察すると、
『竹取物語』の話が出てくることがあるようです。
平成22年11月6日、奈良県天理市で開催された『里親研究協議会』公開講座レポート、
青山学院大学・庄司順一教授の講演でも、「かぐや姫」や「桃太郎」「夏目漱石」などの
話が出てきたようです。
書籍の中に、「物語・歴史にみる里親に委託されたこども」というコラムが書かれていました。
これが、とても興味深かったのです!
「竹取物語」は、みなさんもご存知のように誰もが知っているとても馴染み深い物語ですよね。
ある日、竹取のおじいさんが、光る竹を発見。
近づいてみると、節の中に可愛らしい10センチほどの小さな女の子がいたそうな(物語風:笑)
驚いたおじいさんは、女の子を家に連れて帰り、おばあさんに見せると大喜び!
「これは天からの授かりもの!」と女の子を大事に育てるのでした。
やがて女の子は美しく成長します。
しかし、成長するにつれかぐや姫は淋しそうな顔を見せて行くのです・・・。
「かぐや姫」と名づけられた姫の美しさは噂になり、都の皇子や貴族たちが次々と求婚します。
かぐや姫はすべての求婚を受け入れず、難題を出しては求婚者を退けます。
「私はこの世のものではありません」と断り、やがて月からの使いの者が迎えに来て
かぐや姫は月へと帰っていくのです。
なんとも切ないお話ですよね・・・。
今まで養育里親を考えたことのない私は、2年前に映画館で公開された「かぐや姫」
を覚えています。特に翁の声優を務めた地井武男さんの遺作となり、
溢れる涙を拭いながら観ました。
しかし、今、里親の立場と竹取物語の翁・媼がシンクロするのです。
『つまり、竹取物語は、子どものいない老夫婦が遺棄された子どもを養育したが、7年ほどして
親が子どもを引き取りに来て子どもは親元へ帰って行った・・・』と書かれています。
その他、「桃太郎」や「赤毛のアン」などの話も里親の物語だと書かれていました。
そして、青山学院大学の庄司教授の講演内容に結びつくのです。
【養育里親の概念】
養子縁組は法的に親子になる仕組みであるのに対し、里親制度はある期間一緒に暮らし、
子どもの成長を助ける仕組み。
養育里親は上記に加え、可能ならば親元へ帰ることをより意識した仕組み、親の代替から
親の補完へと制度の立ち位置が変化してきている。
施設との違いとしては「緊密な感情の交流」があることがあげられる。
「仕事としての養育」と線を引く意識ではなく、もっと私的な領域に位置する人間関係。
社会的養護の担い手という公的な責任と家庭でともに暮らす家族という私的な役割を併せ持つ。
里親の養育は「個人的な養育」から「社会的養育」へとシフトする流れ。
社会的養育とは「里親に全てをおまかせ」するのではなく、里親を核とした社会のネットワークで
社会的養護を必要とする子どもを育てるシステムのこと。
「知ってほしい里親のこと」:青山学院大学 庄司順一教授
私は、社会的養護の里親制度についてまだまだ未熟です。
児童を委託して、いつか分からない将来・・・、子どもが実親の元へ帰る日が来るかもしれない・・・。
そう考えただけで切ない気分になりました。
(まだ未委託ですが。子どもを委託された気持ちになって考えました)
でも、子どもにとって何が一番重要なのか。
こう考えた時、もし仮に実親が子どもを引き取る環境が整ったら、児童相談所の判断の上、
子どもにとって実親の元へ戻ることも必要なのだなと。
養育里親は「竹取物語」の翁と媼なのですね。
いつかその日が来たら、子どもを実親の元へ送り出す心得は必要なのだと思いました。