「大豆イソフラボンに女性ホルモンと同じような効果がある!」のは女性のみなさんならご存知のこと。

大豆食品をせっせと摂り、サプリで補う人も多いようです。

先日美容コラムの依頼があり、ここ最近美容関連のネタを探していたところ、更年期症状に効果があるというエクオールに興味を持ちました。



イソフラボンとエクオール、いったい何が違うの?!


大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種で、食品では納豆・豆腐・油揚げなどに多く含有しています。


↓以下を参考にしてください。

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大豆イソフラボンの含有量(1食あたり 単位はmg)

納豆 1パック  65.0
豆乳 125ml 69.0
豆腐 半丁(110g) 55.0
油揚げ 1/2枚  52.5
味噌 大さじ1  7.2


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大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあるということで、毎日適量を摂取することで次のような作用があります。


・肌の新陳代謝を促進する(ハリ・ツヤを保つ)
・髪の水分を補い、潤い・ツヤを保つ
・コレステロールを抑制する(動脈硬化を予防)
・骨の促進(骨粗鬆症を予防)
・自律神経を安定させる


などなど、さまざまな効果があります。


加齢により急減する女性ホルモンを補うのと同様な働きがあるということで、生理不順や更年期による不定愁訴を軽減する効果に期待ができます。


また、
子宮がんや乳がんにも効果があることが分かっています。

※大豆イソフラボンの1日の摂取量は40~50gが推奨。



エクオールとは?!


毎日せっせと大豆食品を食べても過剰分は体外に排出されてしまいます。
体内に吸収できるイソフラボンは20mg程度とごく僅か。
そこで、腸内にあるエクオールと呼ばれる産生菌が、摂取した大豆イソフラボンをエクオールに変換してくれると言うのです。


このエクオール産生菌は誰でもあるわけではなく、食生活に関係があり、欧米では20~30%、大豆を食べる日本ではおよそ50%の割合で作られる貴重な菌なのです。


また、20代の若年齢の方の方が産生率が低下するという説もあり。

個人の生活環境や食生活と関連が深そうですね!


朝・昼・晩と和食中心の方は、大豆食品を摂取する機会も多いため、自然とエクオールを産生する腸内環境に作られるのでしょうか?


また、ストレスや睡眠、運動量などにも影響を受けるのでは? という研究段階のようです。


6年に渡る研究の結果、腸内で産生できない人のためにエクオール産生菌に注目し、乳酸球菌ラクトコッカスを発見。

エクオールを摂取できる食品「エクエル」を発売したのが大塚製薬です。


すでに発売されている商品で大豆胚芽成分とほぼ同じように再現された安心な食品です。


腸内細菌の数や種類は子どもの頃から決定され、エクオール生産菌を作れない人がどのように努力をしても作れるようになる可能性は?・・・今のところ解明されてないようです。