この季節になると、車のドアを開ける時、ビリビリッ!と静電気が起こりませんか?
私は毎日車に乗るのですが、ここ数日毎日悩まされています・・・(-ω-;)ウーン

また、ウールのセーターなどを着る時、髪の毛の静電気が酷くてバチバチッ!と広がってしまう・・・

愛犬を抱っこする時もビリッと来ることがあるんですよね。


静電気はなぜ起こる?

静電気は、一般的に気温や湿度が低い環境で発生しやすいそうです。
特に冬は乾燥している上、暖房によってさらに湿度が下がることで静電気が発生しやすいんですって。

気温25℃以下、湿度20%以下になると、静電気の発生率が高まります。
湿度が65%以上を超えると静電気の発生率は下がります。

と、いうことは、静電気が発生しにくい室温と湿度の環境を保てば良いわけですね。


衣類との関係

静電気には、一般的に2つの物体の摩擦などによって、一方の物体の表面から別の物体に電子が移動するしくみがあるそうです。
これが、帯電という現象です。
一方の物体からもう一方の物体に電子が移動する時、物体を離すと両方の物体の表面に静電気が生じ、放電が起こり、ビリビリ!バチバチ!ビリ!っとなるんですね。

寒い季節に、シャツやセーターを重ね着することが多くなりますね。
この時、服の素材の摩擦によって、両方の衣類に静電気が発生します。

服の素材の組み合わせ

衣類の繊維の中で特に帯電しやすいのは、
×ポリエステル&ナイロン・ウールの組み合わせは静電気を起こしやすい

静電気が起こりにくい衣類の素材
○コットン・シルク・麻などの天然素材は吸水性が高いため帯電が起こりにくい

ポリエステルで暖かいのはフリース素材ですが、これが一番静電気の電圧が高いそうです!2000ボルト!

確かに、フリースを着ている時にバチバチッとなることが多いかも。
そして、フリースの上にさらにウールの衣類を重ねると、4500ボルト!もの電圧になるそうです。

車と静電気の関係

このような衣類の素材の組み合わせによって、2000ボルトを超えると、金属を指先で触った場合などに流れる電流で、指先がビリッと感じるそうです。
静電気が発生しやすい衣類を着ている時に、車のドアを開けるとビリッ!と感じることになります。

冬に静電気で悩まされるのは、気温・湿度・衣類など、さまざまなシチュエーションが絡んでいるんですね。

対策
室内の場合
●なるべく湿度を高く保ちましょう。
●家電の取っ手などは、布やハンカチでカバーをする
●原始的な方法ですが、定期的に霧吹きをかけて水分を保つ
●加湿器を使用する
●衣類の柔軟剤を使用する
●観賞植物を置く(プラスイオンを吸収する効果があり静電気防止になる)

車の場合
●ドアに触れる前に、一度地面に手を付ける
(地面に触れている物体は電気を逃すそうです)
●手で直接ドアに触れる前に、キーなどの金属を先に触れさせることで放電を防ぐ

できるだけ、静電気が起こりやすい環境を作ることです。
お出かけの前には携帯の帯電防止スプレーはお忘れなく☆