不思議なもので何度読んでも飽きないんですよね。そして読む度に受け取り方が違ってくる・・・ホント面白いなぁ。
実はこのマンガを読んでる時、いつも懐かしい思い出と平行して読んでるんです。
今回はそんな懐かしい思い出話を。。。
10~20代の頃バイクに夢中だった時期があり、バイクを通じて仲良くなった当時勤めてた会社の先輩に、ある日バーに連れて行ってもらいました。(もちろん20代の頃ですよ!^_^;)
そのバーは僕の実家の近くにあった“Kitchen Bar さっちも”というところで、存在は知っていたのですがお酒の弱い僕には縁のないところでした。
中に入ると照明は落し気味で、アダルトな雰囲気が漂ったいい感じのお店で、店の奥にはピアノとドラムが置いてあり店内では常にジャズがかかってました。
「おお!いらっしゃい。」と、常連だった先輩に声をかけたお店のマスターは、背はそこまで高くなく、代わりに横幅がそこそこあり(笑)とてもやさしい笑顔のオジサマで・・・と、第一印象はそんな感じだったんだけど、このマスターがまた結構辛口でね~。( ;´Д`)
料理がすこぶる上手くて、パスタなんかはもう絶品!カレーはインドカレーじゃなく欧風カレーなんだけど、ルーは長い時間煮込んだ自家製。
燻製も全て自家製で、とにかくお酒、料理には一切の妥協はしない。
一度どこで修行したのかを聞いたことがあったんだけど、元銀行員だったマスターは修行は一切してないらしく、お酒も料理も全て独学。
今思えばマスターみたいになりたくて、パスタもカレーもここから本格的にハマりだしたような気がするなぁ。。。
パスタの秘訣を聞いた時は「嫌じゃ!教えん!!」と言われ、カレーの使用スパイスを聞いた時も「アホか~!教えるわけ無ぇだろ!!」と一蹴されたっけ。(笑)
それでもこのブログの料理を見てくれてて、たま~~~~にアドバイスくれたりとかもありました。
そんな愛すべき(?)マスターのお店、“さっちも”の名前の由来は、ジャズ黄金時代を語る上で外せない“ルイ・アームストロング”の愛称からきてるそうです。
お酒が弱い事もあり、酒を飲みに行くというよりマスターの絶品料理を食べに行ってました。
月に何度かジャズのライブもやってて、お忍びで綾戸智恵さんも来てました。
当時はジャズに全然興味がなかったので、たまたま行った時にライブをやっててもライブそっちのけでマスターの味を盗むのに夢中だったなぁ。
この店で親友と語り明かしたし、その時付き合ってた彼女との別れ話もした。慣れないお酒を飲んで酔っ払って怒られたっけ・・・。
二年前にマスターは他界しました。癌でね・・・。
結局マスターの味は盗めなかったし、今でもお酒は弱いまま。
最後にカミさんを連れてお店に行った時、マスターは別人みたいに痩せててね。
その時たまたまジャズライブやってたんだけど、やっぱりマスターの料理に夢中だった。
ただ、スマホの中に写真が残ってて、それがその時のジャズライブの写真だった。少しは興味あったのかな。
今だったら間違いなく釘付けになってるんだろうけどね・・・。

たった2枚しか撮ってなかったんだけど、2枚ともサックスの写真だった事に驚いた。
タイミングってのはホント、分かんないなぁ。。。

