書くテーマがパッと思いつかないんで

 

私がブログを書くきっかけとなった河森直紀さんのブログをテーマに

乗っかってみます(笑)。

私なんかのブログより、断然わかりやすいんで、

是非、閲覧してみてください。

 

今回は最近、そーなんだよねえ。。。と思うテーマを一つ。

 

#621 競技動作に外的な負荷をかけるのは、練習の一環としてやるならアリだけど、体力向上のためのトレーニングとしてはナシ

 

このブログ以外にも、共通テーマは出てくるので、興味あれば

ほんと、是非ご覧ください。

 

昔は、こういうトレーニングもアリかな、と思って取り組んでみたこともあります。

こういう考え方に執着してしまうと、

 

「ウエイトトレーニング」って本当に意味があるのかな?

 

って思ってしまいます。思ってしまっていた時期もありました。

 

手取り早い、気がするんですよね。

 

技術練習と動きが同じで、なおかつ

「辛い、しんどい」=「効果がある!」

という「トレーニングあるある」を錯覚しやすい、というか・・・

 

 

例えば足首にウエイトをつけてジャンプしたり走ったら、トレーニングになるのか?

 

と聞かれたら、「トレーニングにはなります」と答えます。

 

ただし、

「ジャンプ力を高めるため、速く走れるためのトレーニングだとは思いません」

 

どっちかというと・・・

足首が安定するので、ジャンプの踏み込み(作用)を高めることはできるかも。

 

でも、”重いから”それ相当の脚力や体幹力がないとその踏み込みに対抗するだけの反力(反作用)は生まれないような気がします。

 

それなら、”それ相当の脚力”をつけるために、

足首よりももっと上位の関節へ負荷をかけたほうが、「高く跳ぶ」という目標のための準備になる。つまり、スクワット。重いウエイトを持ち上げられる方が、

床反力を生み出すことができると思います。

 

そして、できるだけ深く。

 

 

昔「競技中のジャンプの曲げる膝の角度で負荷をかけたほうがいい」という方法も

読んだことがあって、そうだ、そうだ、と納得していた時期もありました。

 

つまり競技特性のふんだんに詰まったトレーニングの方が、実戦への効果が高い

=競技特性を踏まえたトレーニング

 

という捉え方でしょうか。とても理にかなっていて、効果がありそうに見えませんか?

 

でも、途中で気づきました。

競技特性を踏まえたトレーニングというのは、決して競技動作そのものをトレーニングするものではなく、競技に似た動作の幅を広げたり、強くしたり、安定させたり、試合中の運動時間、強度、休息時間に沿った代謝システムを構築し、適応させていく準備を計画的に行うことだという事を。

 

河森さんのブログに、こんな言葉がありました。

 

『練習だけしかやらないと、現在自分が持っている体力という枠組みの中で

自分が持っているものをいかに上手に運用するかという能力を向上させることしかできません

・・・練習とは別にトレーニングを実施して現在自分が持っている体力という枠組みを広げてあげることができれば、それはアスリートとしてのポテンシャルを広げることになります』

 

体力トレーニングは、現在の競技状態よりも、より高い目標とする競技状態を目指すための土台作り。


だから、

練習だけやって、勝てるんだったら、体力トレーニングは必要ない

という考え方もアリだと思うんです。

 

だけど、現状は大事なところで怪我をしたり、または怪我を抱えて能力が発揮しきれなかったりする選手が非常に多い、ということ。


 

特に、スキルが高い選手。痛みがあっても、痛みに強く、うまく誤魔化すこともできるから、その選手のポテンシャルを活かしきれてないことを目の当たりにします。

 

”もったいない”

 

と思うのですが、

逆に、そんなことを知らない方がいい、と思えば、それもまたアリです。

 

 

何が真実か?

それは実際自分が見て、試して「良い」と信じたものが真実だと思います。



 

私のブログで、「こういう考え方があって、こういう視点でモノを見ることもできる」という発想やヒントに「へー」と思ってもらって…


何かみなさん活動にプラスになれば、と思っています。

 

 

【 編集後記 】

 河森さんのブログは本当にわかりやすく、尚且つ科学的なエビデンスをしっかりと踏まえた内容なので、完全にブログでファンになってしまいました(笑)。全然私は書けないんですけど、「ブログ始めよう!」と思ったきっかけになりました。

 

 それは、何かにお金を出してまで、協力を得ようと思ったら、簡単なことではない、と思うからです。トレーナーは、選手と選手を取り巻くスタッフとの「人対人」の仕事ですから、まず、私という人間が何者か、どういう信念やアドバイスができるのか、「知らない」と頼めない、と思いました。

どうやって知ってもらうか?そのヒントがこのブログでした。

 

 なかなか、信頼してもらえる言葉、文の構成、プレゼンテーションがうまく出来ないのが現状ですが、これもやらなきゃ、うまくならない。

完璧にできてから始めたって、そんな日がいつ来るのかわからない、いやそんな日絶対来ないし。

 

河森さんだって、600件を超えるブログを書かれて今、この文章があると思うので、私も、この仕事を続けていこうと思う限りは、書くというトレーニングを続けたいと思います。