今日の名古屋は見事な秋晴れ。
ひんやりとした冷気が舞い降りるこの季節になると、なんとなく留学時代を思い出します。
街角で売っている焼き栗やクレープがとても美味しそうになるこの季節。
カフェに入ってコーヒーを一杯飲みたくなるのもこの季節。
ところでパリのカフェと言えば、どんなイメージがありますか?
知識人たちが書斎代わりにしたカフェのイメージ、
カウンターに男たちが雀のように群がりワイワイともりあがるカフェのイメージ、
道行く人々を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすカフェのイメージ。。。
19世紀以来ロンドンよりもニューヨークよりも多くのカフェ(実在数も人口ひとりあたりに対するカフェの数も)を
抱えるパリには実に様々なカフェがありますが、
やはり、出勤する前の一杯、休憩の一杯、帰宅前の一杯(コーヒーでもワインでも)を
新聞を読みながら、近所の人と語りながら楽しむ、というパリの人々の習慣を支える場であるカフェの多くは
飾り気のない控えめなものです。
カフェの装飾についての話をすると長くなるので控えますが、
(いや、もう十分長いか・・・)
このパリのカフェというものを作り、今でも支えているのは実はオーベルニュ地方という言ってみればド田舎出身の人々であることを考えると、田舎から出てきた出稼ぎ仲間が気持ちよく集まれるように、素朴で控えめなカフェが多く出来上がってきたのもわかる気がします。
カフェのお客の多くが常連客であるのも、この控えめな居心地のよさが手伝っているんだろうな。。。
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パリのカフェに関わっている人々の多くがオーベルニュ出身という話は、玉村豊男さんが紹介しています。↓
- 玉村 豊男
- パリのカフェをつくった人々
フランス通のグルメエッセイストのトヨヨさんのこの本、
ちょっと疲れた夜に読むにはうってつけです。
フランスの食文化の意外な裏話や歴史的経緯がサラサラっと読めます。
もちろん美味しいものの話も満載。
カキやクレープの話は今からの季節にぴったりです。