一昨日のブログに、制作の苦労を書いた(こちら)
兄弟の肖像画を完成させ、
親御さんたちに先ずメールで画像を送ったところ、
気にいっていただきました。

良かった~!

それでは、公開。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-hiryu and seiya


顔も性格も全く違う、一才違いの兄弟です。

わがニューヨーク支部ではマスコット的存在のふたり。

だから、可愛く、その上で男らしく!
仕上げるプレッシャーも大きかったのです。

このふたり、10年後にはどう成長しているかな。
わがニューヨーク支部に、
ジョンという60才の空手家がいて、
私がお手本にしている人たちの1人です。

彼はテレビのニュース・キャスターなんですが、
道場では非常に寡黙で、腰が低くてにこやかで、
仕事のない土・日は欠かさず稽古に出てきて、
茶帯一級になってから一年以上経ちます。

6月にあった彼の60才の誕生日パーティーには、
私と先生のひとりも呼ばれて行きましたが、
道場と大会で会って話す空手仲間なだけで、
普段付き合いのある人ではありません。

7月になって、フェースブックを通じて、
彼が脳腫瘍の手術をした事を知りました。

ええ~?

仲の良い友達でもないので、
電話をかける訳にもいかず、
道場を通しての情報だけで、
細かい事情はわかりませんでした。

そして先週、またまたフェースブックの投稿で、
彼が既に稽古に戻ったことを知りました。

ええ~?

日曜の稽古に出ると、
本当に彼がいて嬉しかったです。
元気そうでした。

稽古の後に話をすることができました。

彼は黒人で、頭を坊主狩りのように短くしていて、
手術後の傷が、まるでラインをいれたように
残っていました。

6月のお誕生日の後に、
頭痛がするようになって、
頭痛薬を飲んでも治らないので
お医者さんに行ったところ、
「アレルギーの季節だからその影響でしょう。」
と言われたんだそうです。

で、一週間後ぐらいに、
娘さんとテレビを見ていた時に
立ち上がったらぐらぐらっと目が回って
倒れそうになったそうです。

早速、救急病院に行き、
MRI検査を受けたところ、脳腫瘍がある事がわかり、
数日中に手術を受ける事に。

そして手術は無事成功。
再発を防ぐため、
更に放射線療法と化学療法を受ける事になったそうです。

両方の療法は体力を消耗するものです。
だから彼は思ったそうです。

「空手の稽古に戻って、体力を回復しなければ。」

またまた、ええ~?! と思いました。
脳腫瘍の手術なんかしたら、
稽古はしばらく休もう、と思うのが普通じゃないですか。

でも彼は言うんです。

「脳腫瘍だとわかった時に動揺しなかったのは
 長年の空手の修行のお陰だと思う。
 手術後の回復が早かったのも、
 空手で体を鍛えていたからだと思う。」

彼は、手術後2週間で
自宅のジムでのトレーニングを再開し、
一ヶ月後には稽古に戻ったそうです。

もちろんお医者さんの承諾を受けて。

手術を受けた部分の頭は
まだ柔らかいそうなので、
組手だけは止められているそうです。

「周りの人たちは皆すごい!とか
 どうして?!って驚くんだけど、
 空手は僕の生活の一部だから、
 何も特別な事をやっている訳じゃないんだよ。
 稽古が出来なかったら僕の人生じゃないんだ。」

わかる、わかる、その気持ち。
うるうる、、、。

「稽古をしているとすごく気持ちがいいんだ。

 脳腫瘍になんかなって、
 『どうして自分が、、、』なんて思わないよ。
 それどころか、僕はラッキーな人間だ、って思うよ。」

そう言う彼の目には光る物がありました。

ジョン、無事に稽古に戻って来られて良かったね!
私も嬉しい!

「これまで週2回稽古に通ってきたけれど、
 平日に一回増やして週3回にはしなくてはならないんだ。
 3月に初段の審査を受けるつもりだから。」

彼は真の空手家です。




















日本では、英語力の必要性がこれまで以上に
説かれているようですね。

ロイターを通じてこんな記事も読みました。
『日本人よ、寝食を忘れて猛勉強せよ!』

日本人がいかに英語を学ぶ事に関心があるか、
ということは、昨年、自分がデザインした、
皮肉にも日本語の、カタカナのかるた
を売り込みに帰国した時に痛感しました。

「あなたはニューヨークに住んでいて
 英語ができるんですから、
 英語の商品を作ってください。」


そうか~。
目からうろこが落ちるような経験でした。

私が関心があるのは日本語教育なんですけど、、、。苦笑

こちらで空手を教えている先生は、
日本に帰ったら英語で空手を教えてみないか、
と言われたそうです。日本人相手に、です。
へぇ~。

こちらで大学を出て在米32年の私にとって、
英語ができる、ということは
長い間、当たり前の事になっていて、
特技だとは思っていなかったんですよ。

母親になるまで日本人との交際はほとんど無く、
仕事をするクライアントはすべてアメリカ人か
ヨーロッパ人で英語を話す人たち、
2度の結婚もアメリカ人とですから、
頭で考えることも、夢も英語になっていました。

(ちなみに、私は所謂国際結婚志望であったことはなく、
いきさつでそうなっただけです。)

反って自分の日本語力が衰えないように、
日本語の読書は欠かさず、
「一般常識テスト」なんてのも
やるようにしていました。

アメリカに数年いたからって、
日本語の文章にたくさん英語をまぜるような人は
いやらしい、と個人的に思ってましたし。

一度、「ごめんなさい。日本語忘れちゃって。」と言って、
うまくもない英語で話す日本人女性に会った事があります。
在米数年のようでした。
「ばっかじゃないの~。」って思いましたね。
英語を上達させるために日本語は話したくない、
と言うのなら全然かまわなかったんですが。

その頃私は在米15年ぐらいでしょうか。
日本語の会話には英語を一切入れない努力を続けました。

娘とは日本語と英語の変な会話をするようになりましたし、
最近、日本から来たばかりの人と話すと
いかにたくさんの英語が日本語に使われているかに驚きますから、
あんまりくそ真面目に考えないようにはなりました。

そしてブログを書くようになってから、
現在の日本での外来語の使われ方を
興味を持って観察するようになりました。

逆さまに、自分の英語力をさらに上達させるように
勉強が必要だな、とも思ってます。
とりあえず英語検定とか受けてみようかな。

しかし、去年の売り込みの後は考えましたね。
私の英語力ねぇ、、、。
持っている物を使わない手はないなぁ、、、。

時代の要求に答えて行くのがビジネスですから。

先見の目があり、私達の時代に子供二人を留学させた父も、
起業家として自分の英語力を活用してきました。

私もずっと英語でビジネスをしてきたんですから
活用はしている訳ですが、
日本に向けて何かできないか、、、。

なんだか当たり前の事を改めて考えている
今日この頃です。
木曜、金曜と、夫が娘をデー・キャンプに迎えにいって
夜は一緒に過ごしてくれたので
私はぶっ続けで肖像画の制作に集中してました。

今描いているのは、先々週を田舎で一緒に過ごした、
空手の先生の息子さんたちの肖像画です。

元にする写真の選択に何ヶ月もかかり、
悩んだあげくに大きな方のサイズにしてくださって、
親御さん達の思い入れが感じられたので、
気にいってもらえるかプレッシャーを感じて
制作を始めました。

ご両親とも空手の先輩で、
「将来日本に持つマイホームにココさんの絵を飾りたい」
という何とも光栄なご注文です。

私たち家族も可愛がっている兄弟ですから、
可愛く描いてあげなければ、
という自分自身の気負いもあって、
スケッチの後に筆をいれるのを躊躇したぐらいで。

これまで肖像画を描いた兄妹は、男女の組み合わせばかりで、
それぞれの雰囲気が違ってもかまいませんでした。

今回は兄と弟。来ている洋服も同じ、
並べて飾った場合のバランスが非常に大事なので、
2点同時進行で制作を進めました。

お兄ちゃんの方は、表情がすぐにつかめて
「うん、いいぞ!」と思えました。

弟の方はかなり苦労しました。

この子は、誰からも「可愛い、可愛い」
と言われる子で、いわゆる美形ではないのに、
なんとも言えない可愛らしさがあるんです。

それがなかなかつかめない!
焦りました。

前金をお返しして、
「申し訳ありません。描けません。」と言おうか、
という気持ちが頭を横切ったぐらい苦労しました。

口をちょっととんがらせて、
くしゃくしゃっとした笑顔を写真通りにそのまま描くと、
お猿さんのように見えたり、
年とって見えたりするんですよ。
下手な肖像画によくあるでしょう。

難しいです。

2日間、満足いくまでは空手の稽古に行かない、
と決心までして悪戦苦闘して、やっと
出来た! よかった~!

昨日は空手に行かれなかったので
急いで近所のジムに行くと、閉館5分前でした。涙
仕方がないので家に帰ってストレッチと補強運動。

絵がこの境地に達すると、
人の意見はあまり気になりません。
絵には好きずきがあるからです。

肖像画の命である顔の表情がつかめるまでは苦しみ、
残りの制作は楽しいものです。

髪の毛を描いている時は
ヘアスタイリストの気分。
洋服の模様を描くのも楽しいです。

今週末は、仕事場の廊下を張り替えているために
仕事ができません。

月曜の朝の光で見るのが楽しみです。
(完成は、いつも必ず朝まで待ちます。)
ちょっと手をいれたら完成です。
夏休み気分を吹き飛ばす!の精神で、
昨日、今日、と続けて自己宣伝で失礼しますが、
プロフィールのフリースペースのコンテンツを
やっと!加えました。

私が誰か、を画像と共にコンパクトに紹介してますので
どうぞご覧下さい。