立ち合い出産 ~後編~
立ち合い出産 ~中盤編~ は、こちら
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おそらく、お義母さんとの電話を終わらせたんだろうと思われる
旦那が、戻って来た。![]()
何を話したのか、聞く余裕もなく・・・・。
引き続き、陣痛との戦い。
実習生が、ずっと私についてくれている。
ありがたい。![]()
時間は、9時を回り、もう麻酔科の先生、対応してくれるだろう
私も、もう耐えられんと思い、
助産師さんに、息も絶え絶えに私は
『麻酔分娩にしてください~、もう無理~』とお願いしたら・・・。![]()
神ならぬ、悪魔の声が・・・。
『麻酔に逃げんな~
』
えええええええええ~![]()
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何だよ![]()
この暑苦しい、松岡修三みたいなやつ~![]()
幻聴かと思ったら、私の旦那じゃないですか~![]()
おいおいおいおい![]()
こんな時まで、体育会系の根性主義かよ~![]()
ていうか、麻酔分娩は、逃げなのか![]()
マジ、喧嘩売ってるなコイツ~と思ったが
またもや、反論できず・・・。
こんなところで、私も根性出す必要もないのですが、
売られた喧嘩を買ってしまい、麻酔分娩を保留に・・・。![]()
痛さのあまり、思考回路が正常に機能していない。
そんなことを言いながらも、
陣痛の波が来ると、苦しむ私の手を握って、応援してくれる旦那。
でも、波がさるとソファーに戻って行く・・・・。![]()
あれっ![]()
こういうときって、常に手を握って応援してくれるものでは![]()
一緒に、ヒッヒッフ~とかやるんじゃないの![]()
旦那~![]()
と心の中で絶叫![]()
事前に提出していたバースプランでは、痛みに耐えられなくなったら
麻酔分娩をお願いすることになっていたのに。。。
もともと、自然分娩を推奨している病院ということもあり、
何かと理由をつけて、麻酔分娩をさせたくない様子が垣間見える。![]()
我が家の松岡修三に、逃げ?と言われながらも
何度か麻酔分娩をお願いしたものの・・・。
『麻酔科の先生が、今、緊急手術に入ってまして・・・・』とか
『麻酔科の先生が、本日は、あいにく1人しかいなくて・・・・』とか
『麻酔すると、陣痛が弱まるから、促進剤をいれないといけないし、
せっかく良い陣痛が来ているから、このままの方が、早いかも』などなど
鉄壁のディフェンス
ていうか、何のためのバースプランだったのよ![]()
次は、この病院ないな~と思った。
まだ、一人も産んでおらず、陣痛のピークだというのに、
次の出産について考えていた自分。
ある意味、凄いな私。![]()
結局、一度は3分おきまで縮まった陣痛の波が、5分に戻ってしまい
時間は11時半。
すでに10時から、お義母さんがロビーで待っている。
はやっ![]()
案ずるより産むがやすしとは言うけど、
どちらかというと、案じたい気分。![]()
この時点で、子宮口はやっと9㎝。
まだ、全開にならんのかい![]()
と思いながら、ひたすら耐える・・・。
助産師さんには、
『全開になってから2時間以内の出産というのが普通ですかね~
』
と言われ
まだ、そんなにかかるの![]()
そりゃ長いよ~と、ため息。![]()
さすがに、旦那も
『麻酔を入れた方がいいのでは?』と
助産師さんに助言。
しかし、鉄壁のディフェンスに阻まれる。![]()
で、ですが・・・・。
13時を回った頃でしょうか![]()
しびれを切らした旦那の本性が出始める。![]()
私の枕元で、ボソッと旦那が呟いた。
『判断が遅いな・・・。』
ヤバい
ヤバい![]()
旦那のやる気スイッチ入っちゃった![]()
これ、ゴングが鳴るのも時間の問題なのは
容易に見当がついた![]()
けど、阻止できず・・・。
数秒後、私と旦那にしか聞こえないゴングが鳴った![]()
カ~ン
私の頭の中には、ロッキーのテーマがBGMに![]()
旦那 : 『あのさ、これは何待ちなの? 先生待ち?』
助産師: 『いえ、そんなことはありません。』
医療行為を必要としなければ、助産師さんだけで
たぶん良いのだろうと思うが、
旦那は、そんこと知らないはず。
旦那のイライラする様子が隠しきれない![]()
もはや、陣痛より、私としてはそちらの方が心配![]()
旦那 : 『遅すぎ
』
『ダメだ ダメだ こんなんじゃ
』
『ちょっと、上の人呼んで来て
』
と実習生に指示![]()
実習生は青ざめながら、退室。![]()
すぐに、上の助産師さんが跳んできて、
『もう、息みましょうか?』って、
え![]()
いいの![]()
旦那にビビッてない![]()
今まで、まだ駄目だって言ってたのに~![]()
でも、赤ちゃんの頭が、一番狭い産道で止まっていて
なかなか、息んでも出て来ない・・・。![]()
頑張って息んでみるが、
助産師さんに
『お尻に力入れて下さいね~
お母さん、顔に力入ってますよ~』って。
あ・・・。すみません。![]()
顏からは、生まれませんよね~。![]()
何度も息んでみるが、陣痛が弱まっているのも感じた
先程まで来ていた強い陣痛が、もう来ない。![]()
『介助してでもいいから、早く出してください』と私がお願いすると
助産師さんが
『介助するのは、良いんですが、会陰が避けちゃう可能性が・・・。
もしくは、切開しないと赤ちゃん、出てこないですね~
』と。
一瞬、私が躊躇っていると
『切れ
切れ
切れ
とにかく早く出してやれよ~
』
と、我が家の松岡修三
そういえば、テニスボールに執着してたしね
助産師さんはビビりながら、
『良いんですか
』
『いいよ、いいよ
切って
とにかく、一番早い方法で
』
って、
タカトシ
の言葉を借りれば・・・。
俺だ
俺だ
俺だ
俺だ~![]()
切られるのは、俺だ~![]()
という心境だったけど、そっから、驚きの展開。![]()
助産師さんたちの顔色が変わり、部屋の空気も一変
一気に、分娩の準備に入る。
何だこの展開![]()
実習生も、手早く分娩の準備を整える。
早っ
程なくして、先生が入って来て
『麻酔しますよ~』
って言って、チクッってしてから
『切りますよ~』
ザクザクザクって、切られるまでの時間が、わずか数秒![]()
まだ、麻酔効いてないだろうと思ったけど
もう、私的にはこの展開に完全に乗り遅れてる
後で、聞いたら、めっちゃ太い注射
だったとのこと。
切開し終わった先生が、今度は私のお腹の脇に来て
『じゃあ、乗りますよ~』
陣痛の波に合わせて、思いっきりお腹に乗っかって
力いっぱい押し出す。
何じゃこりゃ~![]()
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出口では、助産師さんが、赤ちゃんを引っ張っている模様。
うお~![]()
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クライマックスに、相応しい壮絶な痛さ![]()
数分後
出た~![]()
『生まれましたよ~』と助産師さん
『13時52分です。』
子供と初対面の私の一声目は
『デカッ![]()
』だった。
私の足は、生まれたての小鹿のようにガクガク震え
全身の力が抜けた。![]()
旦那が握手しに、駆け寄って来たけど、
陣痛の時に来いよ~って思ったりして・・・。
だけど、もう、あとは野となれ山となれといった感じで
良く覚えていない。
旦那が一生懸命、生まれたばかりの子供の写真を撮っていたことくらいかな。
子供は、新生児室に一時運ばれ、その間に私は、切開部の縫合やら
後産の処理をしてもらい。
子供が戻ってくるのを待っていた。
わめき過ぎて、汗だくすぎて、喉はカラカラ、ガラガラ。![]()
昨夜、旦那が買って来てくれた水を飲もうと思ったら、
3本くらいあったはずの水が、1本もない![]()
なんで![]()
『ごめん。俺、飲んじゃった』と旦那
おいおい![]()
また、お前か~。![]()
まあ~、旦那もエキサイトしていたから無理はない。
なんだかんだ言っても、旦那があの助言をしてくれなければ
あと何時間、苦しんでいたか分からない。
それを考えると、ゾッとする。![]()
分娩室で指示を出し、現場を仕切ってしまうなど
前代未聞の立会出産だと思うけど、自分の命と引き換えに
産みの母を失った、旦那だからこそ、成し得たことかもしれないとも思う。![]()
いつか、笑い話として、娘にも話してあげよう
そんなこんなの珍道中![]()
母子手帳にもしっかりと
『夫 立ち合い出産』の文字。
いろいろありましたが、娘の誕生1週間を待たず、
旦那は海外出張へ。
今月は、ほとんど日本にいません。
帰ってくるのはお宮参りくらいかな・・・。
その頃は、顔つきも変わっているはず~。
パパよ![]()
娘に顔を忘れられないようにね~![]()
立ち合い出産してくれたことに感謝しつつ。
ブログのネタにしちゃいました。
ごめんね、ごめんね~![]()
パパに抱っこされると、娘は未熟児に見られます![]()




