写真2枚♪
9月に入りましたね。
まだ30度超えも、どこか秋の空を感じる今日この頃♪
今夜の台風🌬は関東直撃... 無事を祈って!
先日3&4日の二日間、ブルックナーの最後の交響曲第9番を演奏したのですが、
2日目の9月4日は、なんとブルックナーの誕生日🎂🎉
生きていたら195歳!
彼は体調を崩しながらも作曲を続け、最後はベッドの上でも筆を進めていたそう。
この最後の交響曲は第3楽章までの、まさに未完に終わっています。
ブルックナーの交響曲は、とても珍しくて異例の0番と00番というものまであり、私はその2曲と第2番は演奏したことがないのですが、それ以外(第1、3〜9番)は全て演奏したことになります!
中でもやはりこの最後の第9番は、ブルックナーの交響曲の中で一番好きかも知れません。
さらに、人生で初めてブルックナーの音楽に直接出会ったのが、この第9番でした。
桐朋時代、夏休みにイタリア・シエナのキジアーナ音楽院のアカデミーに参加して40日ほどシエナで暮らしたのですが、日本からはるばるシエナへ到着したその晩か翌晩に、シエナの大聖堂で行われたコンサートがこの曲、ブルックナーの第9番だったのです。
しかも指揮者はチョン・ミョンフン。
座席は一番後方のブロックで、時差ボケで睡魔がやってくる時間帯(日本の明け方)なのに、大聖堂の中の祭壇前のステージで演奏されるオーケストラから鳴り響く音の層がまるで光となって、前方オーケストラの上がブァーーッと明るく光っているように見えたのです。
あの瞬間の経験と体感...
おそらく一生忘れることのないものです。
ブルックナーはオーストリア🇦🇹の教会でオルガニストだったため、それが交響曲の作風にも反映され、まるで巨大なパイプオルガンで演奏するかのように書かれています。
なので、彼の作品を聴くのは教会がベストと言って過言ではないと思いますし、
人生初ブルックナーが、そのベストな状況で体験できたことは、私の人生にとって大きなギフト🎁だったことを今実感します。
また、今回は、東京文化会館&サントリーホールという異なるタイプの、それぞれ最高峰で素晴らしいホールでの演奏。
いつか、「演奏する」のも教会⛪️でできたら、更にもっと真髄に迫れるだろうな〜なんて夢を見つつ...♪
ソロや室内楽では縁のない「ブルックナー」の作品。
大オーケストラでしか体験できない音の厚み、ハーモニー、響き、世界...
このような演奏機会に心から感謝。
この体験が自分の細胞1つ1つに刻まれていき、「私」という音を創っていってくれるのですから...
そうそう。
そうそう。
ブルックナーが生きていたら195歳なんて、すごいな〜なんて思いつつ、
こちらの方々は更にすごいことになっておりますね ♪ 笑
J. S. バッハ 334歳
モーツァルト 263歳
ベートーヴェン 249歳
etc...
ブルックナー、若い❣️
いや、違うか。
今もなお愛され続ける多くの作曲家たちの作品。
彼らの偉大な存在も作品も、これからも永遠に残り続けるものだと思わずにいられません。
もう、この一言しかない!
感謝💖✨
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