またも先月なのですが、
山梨県甲府市を活動拠点にしている、
「甲府室内合奏団」の定期演奏会へ足を運んできました。
フライブルクのCD屋さんで買ったもの。愛聴盤です
2014年11月30日に行われた甲府室内合奏団の定期演奏会で、メンデルスゾーン作曲『ヴァイオリンとピアノのための協奏曲』を演奏しました。
プロもいる中で多くがアマチュア(職業さまざま!)の弦楽合奏団です。
年1回の定期演奏会で、初コンサートから数えて、今年で48回目!
すなわち活動歴48年です!!
これがどれほどスゴイことか...!!
この合奏団と、そのご縁については、
またこれからお伝えしていければと思います^ ^
さて、甲府室内合奏団は、ここ8年ほどで、メンデルスゾーン作曲の弦楽のためのシンフォニア(全13曲)に積極的に取り組まれているのですが、
メンデルスゾーンは、私にとって、とても特別で大好きな作曲家なのです!
今日は、そのキッカケのお話。
ドイツ留学で、フライブルク音大に入って間も無く、
お仕事がきました。
いきなりドイツでの初仕事です![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
フライブルクのコーラスの演奏会@大きな教会にて
演目は、
メンデルスゾーンのオラトリオ「エリアス」
それが...
桁違いの衝撃と感動の体験だったのです。。
本番ヨーロッパの石造りの教会⛪️の中で、
コーラスの響きとオーケストラの響き...
子供の頃から教会で弾く自分を思い浮かべていましたが(バッハの教会でバッハ弾く!!なんて恐れ多いことをあっけらかんと言ってたり...😅)、
実際、こういうことなのか...!!
全ての音が重なり合い共鳴し合い、その空間全体が響きの振動そのものになります...!
その中にいる我々は、その振動に全身を包まれるのです!
そしてメンデルスゾーンの「エリアス」は、声と楽器の音による響きの無限の層を生み出し、その振動がその場にいる全ての人たちを一つの世界の中にまとめて昇華させてしまうのでした。
いや、
難しい表現はどーでもいーです。。笑
とにかく、
美しかった!!!
かっこよかった...!!!!
こんな作品があったんだ!!!
「ヨーロッパで生まれたクラシック音楽の原点。」
それに触れ、体験することが、
ドイツに来た目的の大きな一つでもありました。
そして、この作品との運命は、更に続きます。
その後、サイトウ・キネン・オーケストラ × 小澤征爾 in 松本 でも演奏できる機会に恵まれました!
なんたる幸せ...😭![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
この作品を、今度はオペラ式に劇場にてオーケストラ・ピットで演奏。
それを小澤先生のリードの元に...
もう、生涯忘れることはできません。。。涙
そして!
運命はこうなる!!
ドイツ留学中に、
ライプツィヒ (バッハの地でありメンデルスゾーンの地である) へ旅行へ行き、
やはりメンデルスゾーン・ハウスへ...
そりゃ、行くでしょう
笑
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
すると、なんと!!
目の前に、
当時の「エリアス」の譜面が〜〜![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
お導きだわ...!! (ハイハイ。笑)
と、この作品との縁を強く強く感じながらの今日です。
数え切れないほどある音楽の中で、メンデルスゾーンのエリアスは、いつも私の身近な存在となっています。
今でも、スマートフォンの中にも入れてあり、いつでも聴ける状態に。
そして実際、折に触れて聴いています。
聴くたびに、
聴かなくてもこの作品を思うたびに、
いつでもあの時の自分に、タイムスリップします。
あの時体感した感動が、今の自分に繋がっています。
![上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/120.png)
![イエローハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/514.png)
あるドイツ人が、メンデルスゾーンの音楽についてこう言っていました。
「深くて軽い」
まさに!
天才・神童メンデルスゾーン。
まさに神の申し子。
心から、大好きです。
![上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/120.png)
滅多に演奏されないのがもったいなさすぎる、カッコいい曲です!!
![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
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