本当に時をかけていたのは、僕たちでした
「時をかける少女」
細田守監督/声・仲里依紗ほか
たまらない、たまりません!!
理論とか社会とか、そんなの飛びました。
何度でもやり直しができた、戻れない17歳の夏。はっきりした未来に進むのではなく、現在にいつまでも留まっていることができるように思えていたあの頃。当たり前のように太陽が昇り、当たり前のように太陽が沈んでいた。いわば、まだ人生が始まっていなかった頃。主人公の真琴はある日突然身につけたタイムリープによって、その当たり前の時間を自分の意志によって動かし、未来を変えようとし始める。それは単純に自分の時間を楽しむことや、他人の恋の手助けがきっかけではあったが。そして、初恋と向き合うことによって、現実的に自分の未来を歩みだす・・・
彼女の「未来」が、初恋によって始まったのは単に話の展開上のことではもちろんなく、恋愛によって「人生が始まった」、つまり「未来なき今」から「未来への今」に変化したことを意味するように感じる。
googleで「時をかける少女」と検索すると、7月にブルーレイで発売らしいとのこと。
キャッチは「待ってられない未来がある」となっているけど、違う!!ターゲットは青春を忘れた俺たちだ。でもいいコピーが思いつかない・・・
ちなみに、1983年の原田知世主演の「時をかける少女」と比べると、非常にうまく現代版にリメイクされていること、そして見せ所がすごいというか、クライマックスが入れ込んでいる(これ以上言ったらネタばれなので割愛)ため二重丸!
ところで、昔はSFが相当説得力をもっていたんだなぁ・・・ドラえもんの映画でも、初期はSFの世界観がよく使用されていたけど、もうそんな舞台背景、通用しないもんな。リメイクのアニメ版は、そのシナリオは維持したまま、本当に巧妙にラストシーンへと観る者を誘っていたなぁ・・・
細田守監督/声・仲里依紗ほか
たまらない、たまりません!!
理論とか社会とか、そんなの飛びました。
何度でもやり直しができた、戻れない17歳の夏。はっきりした未来に進むのではなく、現在にいつまでも留まっていることができるように思えていたあの頃。当たり前のように太陽が昇り、当たり前のように太陽が沈んでいた。いわば、まだ人生が始まっていなかった頃。主人公の真琴はある日突然身につけたタイムリープによって、その当たり前の時間を自分の意志によって動かし、未来を変えようとし始める。それは単純に自分の時間を楽しむことや、他人の恋の手助けがきっかけではあったが。そして、初恋と向き合うことによって、現実的に自分の未来を歩みだす・・・
彼女の「未来」が、初恋によって始まったのは単に話の展開上のことではもちろんなく、恋愛によって「人生が始まった」、つまり「未来なき今」から「未来への今」に変化したことを意味するように感じる。
googleで「時をかける少女」と検索すると、7月にブルーレイで発売らしいとのこと。
キャッチは「待ってられない未来がある」となっているけど、違う!!ターゲットは青春を忘れた俺たちだ。でもいいコピーが思いつかない・・・
ちなみに、1983年の原田知世主演の「時をかける少女」と比べると、非常にうまく現代版にリメイクされていること、そして見せ所がすごいというか、クライマックスが入れ込んでいる(これ以上言ったらネタばれなので割愛)ため二重丸!
ところで、昔はSFが相当説得力をもっていたんだなぁ・・・ドラえもんの映画でも、初期はSFの世界観がよく使用されていたけど、もうそんな舞台背景、通用しないもんな。リメイクのアニメ版は、そのシナリオは維持したまま、本当に巧妙にラストシーンへと観る者を誘っていたなぁ・・・