布団派? それともベッド派? ブログネタ:布団派? それともベッド派? 参加中
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布団で寝ることの幸せ。

そのことを改めて考える人はホームレス

くらいだろう。

普通の人はそんなこと考えもしない。


だがここに無人島に住み着いて数ヶ月

の男がいる。

彼は夜になると眠れない時を過ごして

いる。

地面にはマットらしき薄い敷物を置いて

入るがそれは地面の硬さを和らげる

ことはない。

そこで砂浜で寝ようとしたこともあった

が、今度は波の音が耳について眠れ

ないのである。


そうこうするうちに数ヶ月の日々が過ぎ

ることになったが、未だに快適な睡眠

を得ることが出来ていない。

何か言い方法はないかと考えたことも

あったが、そうする度にやがてイライラ

が募り、ついには一人勝手に激怒する

ということになった。


かつて東京で父ちゃんと周りの人間に

慕われていた男の現在がそんな

有様なのだ。

本来なら、布団であろうが、ベッドで

あろうが、そんなものは今も簡単に

購入できる父ちゃんだったが、無人島

ではクレジットカードなど何の役にも

立たないのである。


そんな父ちゃんは自分から島を抜け

出すよりは誰かが自分を発見して

救出してくれることを期待している。

そうすれば、また彼の目の前にマスコミ

が押し寄せるだろう。


眠れない夜を過ごしながらも、密かに

父ちゃんはそんなことを考えている

のであった。