芭蕉のように古典的な名著を読んで過ごす ひと時。 野久保は『奥の細道』を古本屋 で購入して読み始めていた。 しかしその内容はさっぱり頭に 入ってこなかった。 だが彼はその著者松尾芭蕉 のように旅に出たいという 欲求だけは強く持っていた。 数年前の夏のように・・・・・・・。 彼はすでに東京での生活 にうんざりしていた。 彼が股旅立つのは時間の 問題だと言える。