200のライン | ぽしのエイズブログ

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50歳過ぎて
エイズについて自らの体験を記していきたいと思います



HIVに感染してCD4が下がっていき
それが200を下回ると
色々な日和見感染の危険性が高まるわけですが

僕の場合はその200を大きく下回り
ニューモシスティス肺炎を発症してしまいました
以前は「カリニ肺炎」と呼ばれていた病気で
普通の免疫力がある人はならない肺炎です
過去のエイズ患者はこれで命を落とす人が多くいたらしく
フレディー・マーキュリーもその1人だそうです

今はよく効く薬があって
僕は「ダイフェン錠」を飲むことで
その死の病から脱することができました

ただ当時まだCD4は100程度と低いままで
再発の危険性があったため
予防としてダイフェン錠はビクタルビと並行して服用してました
先生も年齢からしてCD4の回復は長い目で見ていきましょうとのことでしたので
3,4年は覚悟していたんですが

服薬1年ほどした検診の時
割と普段はクールて病状を伝えてくれる
先生が「やったね!」とニッコリして伝えてくれた数値が

CD4/208でした

えっこんなに早く超えられるものなんですか?

と言うと

クールな先生に戻り

「まぁ人によりますが普通にあることですね」

と言われましたが

内心喜んでくれてると実感しました




この200を超えたことで普段の生活の中で大きく変わることがあり

「ナマモノの食品を食べることができるようになる」と
ニューモシスティス肺炎の心配が無くなる
です

CD4が低いと食事に含まれるなんでもない菌類でも影響が出てしまうので
必ず加熱調理した物のみの食事に限定されます
更に退院する時言われたのが
作り置きの物もダメとのことで
コンビニ弁当やファストフード
野菜サラダもNGで
結構食事には苦労しました

そして予防で飲んでたダイフェン錠も1月様子見て飲むの止めましょうとなり

また1つエイズの脅威から脱する事が出来ました