音楽でバリアフリーにしたい。
その思いを込めて日本バリアフリー協会が始めた、
障がいのあるミュージシャンのコンテスト
「ゴールドコンサート」。
12回目となる今年は、
10月12日に東京国際フォーラムで行われました。
オープニングは
第9回でグランプリに輝いた、佐藤ひらりさん(全盲)。
なんと現在14歳。
ピアノの弾き語りで披露してくれたオリジナル曲、カバー曲で
会場は大盛り上がり

観客のテンションも上がったところで、
コンテストが始まりました。
出場したのは合計11組。
それぞれの歌と演奏では、
全く障がいを感じさせず、
純粋に音楽を聴いている感覚。
クラシックからヒップホップまで
広いジャンルを披露し、
観客を楽しませてくれました。
コンテストが終わり、
特別ゲスト、
GOMAさんの
ディジュリジュ
(オーストラリア発祥の楽器)で
すべての演奏が終了。
初めてゴールドコンサートを見に来た私は、
出場者の音楽性の高さにびっくり。
審査員の方々も誰に賞を与えるか、
かなり悩んだそうです。
結果として、
グランプリ受賞グループは
シンセサイザーとギターの男性ユニット「DJ Yuta& Yuichi」。
シンセサイザー担当のDJ Yutaさんは、
脳性麻痺があって、
電動車いすユーザーのミュージシャン。
非日常の世界に吸い込まれるようなオリジナル曲で、会場を魅了しました。
本当におめでとうございます

さてさて、出場者のうち、当事者の女性ミュージシャンがいたのは2組。
一組目は、ソロアーティストの神田多恵子さん(内部障がい)。
家族から受け継いだ50年物のギターを手に、
オリジナル曲を熱唱してくれました。
高校時代、人気バンドの影響で音楽を始めたのがきっかけ。
元々イラストを描いていたので、曲作りには、
大好きなアニメや漫画をイメージしながら取り組むそう

「もし音楽を始めたい人がいたら、
何かを好きだとか、
やってみたいという気持ちを大切にして、
やってみってほしい。
プラス思考で行かないと。」
と、笑顔で語ってくれました。
音楽以外の活動では、
10月21日夜8時からラジオ番組で、
念願だったメインパーソナリティーを務める予定。
詳しくは、こちらでどうぞ。
そしてもう一組目は、
男女混合グループの「舞とくくる」で
ボーカルと三味線の新垣舞さん(肢体不自由)と
手話歌の比嘉真弓さん(聴覚障がい)。
くくる、というのはグループの地元沖縄の言葉で、「心」という意味。
歌で心を届けたい、というバンドメンバーの願いが込められています。
沖縄民謡のオリジナル曲を、声と手話の両方で披露していただきました。
結成されてから約2年。
他のメンバーには男性のギター担当、照屋さんと、
新垣さんの母でパーカッション担当の千賀子さんがいます。
「母娘で共通点があって嬉しい。」と新垣舞さん。
音楽に興味があっても、
一緒にやってくれる人が身近にいなくて
躊躇している人に向けてのエールとして、
「個性を生かしてできることが、きっとある。
はばたいてチャレンジしてほしいです」。
そして手話歌の比嘉さんからは、
「楽しいので、聴覚障がいのある人もない人も
手話歌をやってみてほしいです」。
声の歌と手話歌を合わせるのは、慣れているミュージシャンでも難しいところ、
今回は息がぴったり。「私自身(比嘉さん)も感動しました」。
次回、第13回のゴールドコンサートは2016年10月10日。
予選募集は今年の12月1日から始まります。
詳細はこちら。
興味がある方は、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか?
ココライフ女子の私としては、女性ミュージシャン、もっと増えてほしいですっ。

NPO日本バリアフリー協会の代表、貝谷さんと神田多恵子さん。

「舞とくくる」さん

以上、和田あかりのレポートでした。