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僕は虚像の世界を生きてきた
仕事では自分を創り上げ、
役職を手にし、地位も手に入れた
僕はプライベートな交流が苦手だ
仕事仲間なら仕事の話をしたらいい
だけど、素の自分で
何かを話すのは苦手だ
貴方は
自分の気持ちや想いを
素直に言葉に出して会話をする
役職や地位なんてなくても
貴方の周りには人が集まる
どうしたらあんな風に
生きていけるのか
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貴方の過去の話から
苦労してきた歴史を知る
それでも捻くれず
心を閉ざすことなく、
貴方は真っ直ぐに生きている
その姿が僕を変えるきっかけになった
貴方は僕が虚像の世界を
苦しみながら生きていると
最初から分かってくれていた
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素顔が素敵
笑顔が素敵と
貴方は目を輝かせていた
僕の虚像の世界姿を
尊敬し、 信頼してるのかと
いつもように思い込み
ああ、悲しい1人芝居
俺はそんなに強くない
俺には自信がない
君が見ている俺は
虚像の世界の僕なんだ……
ああ、辛い、苦しい、
本当の僕を知れば嫌われる……
そうして貴方から距離を置いた
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どうして
貴方はいつも僕に
ここまでしてくれるのですか?
僕は貴方に聞いた
貴方の答えは
とてもシンプルで
僕の何かを崩した
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貴方は虚像の僕じゃなく、
素の僕を知りたがっていた
虚像の世界の波乱万丈な人生じゃなく
素の僕の波乱万丈な人生を
貴方は尊敬し、慕ってくれていた
退職して、役職もない今
貴方は僕を友達と呼び
交流を続けてくれる
虚像の自分を貴方の前では
もう演じなくていい
ああ、なんて楽なんだろう
