こんにちは


【お母さんのための心の保健室】
心理カウンセラーのここみです。



新年度はじまり
いかがお過ごしですか。


あわただしく、いそがしく
お過ごしの方も多いかもしれませんね。


そんな時期だからこそ
大切にしたい
自分の心とカラダ


だけど
気づくとおざなりに・・・
なんてこともあるかと思います。



また、
過ぎ去る日々の中で
自分の「感情」や「気持ち」を
蔑ろにしていませんか?



 

今日のメルマガでは
・感情を大切にするってどういうこと?
・なんで感情を大切にすることが大事なの?
また
・子育てにおいて、大切な子どもの感情の取り扱い方
について、
お届けしていきますね♪



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感情を大切にする」って?
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私たちは日々
いろんな感情がうまれます。


嬉しい、楽しい、ワクワクといったポジティブなモノも

不安、苦しい、切ない、悲しいなどのネガティブなモノも

表裏一体、隣り合わせ。

それは本来、どっちがイイでも
悪いでもないですよね。

(ポジティブがいい!ポジティブシンキングでいこう~!
などの情報が多い昨今ですが・・・)


どっちも、すべて、
自分の大切な感情であることには
違いありません^^


ですが
日々うまれるいろんな感情。
 

そんな自分の感情に
振り回されるようなことも
ありますよね。

(私は、よくありました・・・。)


 


「心を健康的に育み」
「心の健康度を保つ」
ためにも

感情に振り回されるのではなく

「自分の感情を大切にする」
ということが
とっても大切です。


『感情を大切にする』ということを
もう少し補足すると

自分が感じていることを
受容する行為を示します。


つまり、自分が
・今どんなふうに感じているのか。
・どんな気持ちでいるのか


感じていることを
受け止め、受け入れていくことです。



それをくり返すことで

自分は自分で大丈夫!という気持ちを抱き
「心の拠り所」
「心の安全基地」
を自分の中につくっていくことができます^^


 



今、どんなことを感じているのか。
今、どんな気持ちでいるのか。

日々、忙しく、あわただしく過ごしていると
それらをおざなりにしてしまいがちです。




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感情を大切にすることがどうして大事か。
これは「子育て」においても
とっても大切ですので
あてはめながらお伝えしますね♪

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子どものうちは
自分が感じていることを
親(周囲の大人)から
代弁してもらうことで

その感情を知り
その感情に気づきます。



そして
自分の感じていることを

「そう感じているんだね。」
「こんな気持ちなんだね。」

と、受容してもらうことで

安心感を感じることができ
心の拠り所が生まれていきます。



たとえば、

はじめての環境に緊張しているとしたら

「緊張しているんだね。
そりゃぁ、はじめての環境だもの緊張するよね。」

と声をかけてもらえたり。



不安感を感じている場合には

「不安なんだね。
うんうん、不安になるよね。」

と言ってもらえたり。



また、友だちとケンカして
悲しさや、悔しさを感じて
帰ってきた子どもには

「悲しかったんだね。」

「そんなことがあったんだったら、
悔しい気持ちになるよね!」


といったように
子どもが感じていることを
受け止める器の役割を担うことで

自分を受け容れてもらったと感じ
自分が感じていることに自信を持てるようになります。



けれど、
多くの場合が
親は子どもに真逆の言葉をかけてしまいがちです^^;


 

緊張している子に
「大丈夫よ!緊張しなくていいのよ!」
とか


不安な子どもに
「大丈夫、大丈夫!
不安になんてならなくっていいのよ!」とか



悔しさや悲しみで涙をながす子に
「泣かない!泣かない!元気だして、ほら笑って!」
など・・・


よかれと思って
励まそうとしての声掛けですが

子どもの
そのときの感情や気持ちは置き去りにされ
なかったことにされてしまうんですよね。
 

人は
落ち込んでいるときに
励まされるよりも

その落ち込みの気持ちを
受容してもらえることで

心の拠り所がうまれ
自分を受け容れてもらえたと感じ、
自分の感じていることに自信をもてるようになります。

自分が感じていることを
そのまま感じていいんだ。

と思えるようになります。


子どもたちが
その時々で
ダイレクトに表出する
いろんな感情を
ありのままに受容することで

自分を受け容れてもらえている経験を重ね
自分が自分であることの確かな感覚や

どんな感情の自分でも
受け容れてもらえる存在である
という存在価値を
感じられます。





そうすることで

どんな自分でも
受け容れてもらえた!


どんな自分でも
大丈夫なんだ!


と、本当の意味での
自己肯定感を育んでいけます。




本当は、悲しいのに
本当は、不安なのに
本当は、寂しいのに
本当は、怖いのに
 

自分の心が感じていることを
ありのままに受け入れてもらえない。

感じるままに気持ちを表現すると
その気持ちを変えようとされてしまう。


そうした体験がつづくと
子どもは自分が感じていることを
無意識のうちに封印しようとします。

 


「悲しい」
「不安」
「寂しい」
「怖い」


そんな感情を持つことはダメだ。
これではよくない。
表現することはいけないことだ。


無意識のうちに
そう自分に言い聞かるようになります。





私たちの中の
いろんな感情。
いろんな気持ち。


それらすべてが
大切な大切な
心の声。



心の声は、なかったことにせず
心の声は、すり替えるのではく


そのとき
そのときの
心の声(感情)を
大切にしてあげてほしいな
と思います^^


忙しさに塗れてしまいがちな
「自分の感情」
「自分の気持ち」

ゆっくり丁寧に
聞いてみて
受け止めてあげてくださいね^^



自分の心の声を
大切にしてあげられることは
子どもの気持ちを大切にすること(受容する)ことにも
直結しますよ♪




これまで、たくさん・・・たくさん・・・
自分の感情を蔑ろにして
自分の気持ちを抑えまくっていた

ここみより。

 

 

お読みいただきありがとうございました^^