「察してちゃん」という言葉を
聞いたことはありますか。
「察してちゃん」とは、
自分の気持ちを言葉にせずとも、
相手に察してほしいと要求して
しまう人のことです。
例えば、昨日のブログのように
「疲れた～」と言った時の場合。
↓
通常は共感するだけで
平和に会話が進むものなのですが、
「察してちゃん」の場合は
「私が疲れたって言ってるのに
何で手伝ってくれないの！？」
と、怒られたりします。
そんな「察してちゃん」への対応は、
あえて「察さない」！！
ことを私はおすすめしています。
「察してちゃん」はこんな人
「察してちゃん」は、
自分から意見や要望を言いませんが、
気持ちを察してもらえなかった時に
拗ねたり、不機嫌になったり、
急に怒り出したりするので、
対応をするのが本当に大変です。
「察してちゃん」の行動には
こういったものがあります。
・「言わなくてもわかるでしょ！」とよく言う
・「普通こうするでしょ」とよく言う
・「週末暇だな」と言って、誘われるのを待つ
・「もうすぐ誕生日なの」と遠回しに
お祝いして欲しいことをアピール
・「プレゼントなんて気を使わないで」と
言ったのに本当にプレゼントがないと怒る
・怒った時に理由を聞いても何も言わない
・ため息をついて話しかけてくれるのを待つ
・「私のことを全然わかってくれない」と怒る
家族や恋人など、
一緒に過ごす時間が長い場合は
相手の気持ちを汲み取れることもありますし、
その労力をかけようという気持ちもあります。
それでも、
相手の気持ちを常に正確に汲み取るのは
難しいことに変わりありません。
察するのは大切、だけど疲れる
人の気持ちを察して対応することは、
とても大切なことです。
日本人は「空気を読む」と言いますが、
相手の表情や醸し出す雰囲気、
現在の状況等から、
求めることを汲み取って対応しますよね。
ただ、それが負担にならないのは
相手の人が通常のコミュニケーションを
取ろうとしてくれている場合です。
言葉で伝えてくれない
「察してちゃん」の気持ちを
常に読み取って対応するのは、
こちらが多大なエネルギーを消耗します。
さらに「察してちゃん」の場合は
こちらが察すれば察するほど依存され、
要求がエスカレートしてくるのです。
「察してちゃん」への対処法
そんな「察してちゃん」には
どのような対応をすればいいか、
というお話ですが…
「察してちゃん」は
「察しない」に限ります。
自分が言葉にしないことまで
思い通りに動かないと怒る時点で、
こちらのことは
人として尊重されていないからです。
まともにコミュニケーションを
取ろうとしない人に対して、
こちらがエネルギーを使う必要は
ありません。
あえて「察しない」ことを続けていると、
「察してちゃん」は依存できないことに
気が付いて自然と距離をとるか、
危機感を感じて言葉で伝えるようになります。
ただ、相手が大事な人でこれからも
良好な関係を続けていきたい場合は、
話しやすい環境を作ってあげるのも
いいと思います。
あらかじめ
「私あんまり気が利かないから
何かあれば話してね」と言ったり、
意見を求める時に選択肢を提示したり。
例えば、ランチの場所を決める時に
「何食べたい？」と聞くと
「なんでもいい…」となりがちなので
「「和」と「洋」どっちがいい？」
という感じに聞いてあげるといいですね。
こちらが「話聞くよ～」という
雰囲気を作っていたら、
少しずつ自分の気持ちを
伝えてくれるようになるかもしれません。
「自信がなくて気持ちが言えない…」と
いうタイプの方も中にはいますからね。
最後に
周りの人と良好な関係を築くのは
とても大切なことですが、
対応が極端に難しい人に対しては
あなたのメンタルを削ってまで
頑張る必要はないと私は考えています。
世の中にはいろいろな人がいますから、
合う人、合わない人がいるのは
当然のことです。
まずは自分で自分を大切に。
そして、
自分のことを大切にしてくれる人を
大切にして過ごしていきましょう。
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