ご訪問アリガトウございます。



テレビで鎌田實(みのる)医師の講演を観ました。


テーマは「命を守る見えない三つのシステム」でした。





鎌田氏は、1歳で養子に出され個人タクシー業を営む親に育てられました。

子供の頃から頑張り屋で、国立大の医学部を卒業し長野県の諏訪中央病院に赴任しました。

諏訪中央病院は赤字の公立病院で、39歳で院長になった鎌田氏は病院を黒字に転換させながら

生活改善運動による健康作り、末期ガン患者への心のこもったターミナルケアを続けて来たり

イラク、チェルノブイリ、福島などの支援活動も行ってきました。



自分にムチを打ち頑張り続け、自分自身を強い人間だと思ってきた鎌田氏が

ある時、眠れなくなり、訪問診療の時に急に動悸が激しくなり動けなくなった話をしました。

「パニック障害」になってしまったのです。

無理をし続け、頑張り過ぎてきた自分に気づいてなかったそうです。


物事をすべて巧くやろうとして、子供の頃から交感神経の過緊張状態でず~っとい続けてきた。

仕事をこなしながらも、自分の中にチョットがんばらない時間をつくらなければダメだと

「がんばらない」という本を書かれたそうです。



鎌田氏は幸せで、健康に生きるための3つのシステムを考えました。



1.副交感神経を優位にすること。


自律神経の副交感神経を刺激すればホッとする。

交感神経過剰の状態から、副交感神経優位にするために


ゆっくり動く心が安らぐ音楽を聴くぬるめのお風呂に入る、この3つを勧めています。



2.笑うこと


体と心は繋がっている。

笑いは、免疫をUPさせる。(癌細胞等を攻撃するNK細胞の活性化など)

作り笑いでも効果がある。



3.幸せホルモン、(セロトニンオキシトシン)を出す。


セロトニンはチーズ、肉、赤身の魚等に含まれるトリプトファンが材料になり作られます。

うつ傾向の人はセロトニンが足りないと言われています。

セロトニンは感動すると出てくるホルモンです。

感動を探しに行く気持ち、小さなことにも感動できる心を持っていたいものです。



オキシトシンは子供を産んだばかりのお母さんから多く出ている幸せホルモンです。

オキシトシンは、抗炎症作用、ストレスを緩和する作用、生きる力を満たす作用が有ります。

ペットを撫でても出てくるそうです。

それよりも、もっとオキシトシンが出てくるのが「相手の身になること」だそうです。

誰かのためになる事、人の役に立つことをすることは、オキシトシンが出てきて元気になり

張り合い・生きがいにもなります。

相手を誉めると、自分も相手もイイことがあるみたいです。




今回は鎌田先生に幸せに生きるための道具としての健康について教えて戴きました。



まったり・ゆったり・幸せ元気で過ごしたいものです。 ニコニコ


↑どこかで聞いたフレーズだな・・・